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コンテンツSEOのポイント!対策を施したいキーワードの取り扱いについて!

現在、WebサイトのSEO対策を本格的に行う場合、良質なコンテンツを継続的に作成するコンテンツSEOが重要と言われるようになっています。一昔前までは、被リンクを多く獲得することで、「他のサイトから多くリンクされている=有用な情報なのだ!」と検索エンジンのクローラーを勘違いさせ、上位化させるといった手段がSEO対策の主流でした。しかし、こういったコンテンツの質を無視して上位化できる手法が当たり前になったことで、ユーザーが検索した時に低品質な情報ばかりが上位に出てきてしまう…と言った悪循環に陥ってしまいました。

そこで、Googleが検索エンジンのアルゴリズムを大幅に改訂し、現在のように独自性や権威性など、コンテンツの質を最重要視するようになったわけです。そのため、質の低い被リンクを大量に設置するといった手法は、ブラックハットSEOとみなされ、上位化どころか逆にペナルティを受けてしまう…と言う状況になっています。(※SEO上、被リンクが完全に無視されるわけではないので、その点は注意しましょう。)

検索エンジンの大幅なアップデートが行われた今、検索ユーザーにとってどれだけ有効な情報を提供できているのかがSEO対策で重要になっており、SEO対策を行う場合、対策を施したいキーワードに関連する良質なコンテンツを作成しなければいけません。ただ、対策を施したいキーワードに関しては、「どれぐらい、コンテンツの中でキーワードを使って良いのか?」「どこにキーワード入れれば良いのか?」と言ったことに疑問を持ってしまう方が多いようです。実際に、弊社がサポートを行っている企業の担当者様からも、効果的にSEO対策を行っていくためのキーワードの取り扱いが良く分からない…と言った質問を受けることは多いです。
そこでこの記事では、SEO対策を行う上で、皆さんがおさえておきたい「キーワードの使い方」をご紹介していきます。

ポイント① SEOを考えた時のキーワードを配置する位置について

まずは「キーワードを配置する位置」についてです。SEO対策目的でコンテンツを作る場合、対策したいキーワードはあらかじめ決まっているはずですし、最も効果的なコンテンツにするためには「どこにキーワードを配置すれば良いのか?」と言う疑問を抱えてしまう方は多いと思います。キーワードは、あまり使いすぎるのも良くないという情報を見かけることも多いと思いますし、「使いすぎないようにしながら、最適な場所に使いたい!」と考えてしまうことでしょう。

結論から言ってしまいますが、コンテンツを制作する際、対策を施したいキーワードに関しては、できるだけコンテンツの上部に配置しておくのが、効果的だと言われています。ただ勘違いしてほしくないのは、「上部に設置することで上位表示しやすくなる!」と言った単純な効果が得られるのではなく、あくまでもGoogle側がキーワードとコンテンツの関連性を判断することを考えた場合、上部にキーワードがある方がロボットが判断しやすくなるという感じです。要は、コンテンツの上部にキーワードが配置されていることで、そのコンテンツで何を扱っているのかが、Google側も判断しやすくなるという意味です。

具体的な位置としては、下図のようにリード文(冒頭部分)と最初の見出し(h2タグ)部分に対策を施したいキーワードを盛り込むのが良いでしょう。

このように、コンテンツの冒頭部分に、コンテンツで取り扱っているキーワードをうまく配置することで、何を取り扱っているのか判断してもらいやすくなります。なお、リード文に関しては、流入してきた検索ユーザーに対しても、コンテンツの本質部分に興味を持ってもらうために非常に重要な部分となります。したがって、キーワードに沿ったコンテンツであり、ユーザーが興味を持つコンテンツなのだということを理解し、読み進ませるためにも、上部にキーワードを配置しておくことが大切です。

ポイント② タイトル内のキーワードについて

SEO対策を考えた時、キーワードを含める形でタイトルを検討するのが一般的ですね。そして、よく見かけるタイトルに、対策を施したいキーワードを複数回使ったタイトルです。ただ、タイトル文の中に同じキーワードを複数回使用したとしても、SEO上はほとんど効果が無いと考えておいた方が良いです。

それどころか、対策をしたいキーワードを過剰に繰り返してしまうと、Google側にスパム行為とみなされてしまい、ペナルティを受けてしまう可能性すらあります。コンテンツSEOでたまに見かけるのですが、対策したいキーワードを過剰に意識してしまい、日本語が不自然な文章になってしまっているというケースです。そして、コンテンツのタイトル部分でも、この現象が起きてしまっているケースがあるので、あまり過剰に使わない方が良いと考えておきましょう。2回程度なら重複しても問題ないと思いますが、3回以上も同じキーワードが登場すると、おかしな文章になると思います。

ちなみに、コンテンツのタイトルに関しては、文字数制限があると考えておいた方が良いですよ。というのも、検索結果に表示されるタイトルは、長さに限界があり、デバイスによって多少の違いはあるのですが、おおよそ30文字前後までの文章でなければ全体が表示されません。つまり、30文字程度と言う文字数の限界がある中で、無理やり「SEOに効果がほとんどない」と言われるキーワードの繰り返しを行う意味はないと言えるでしょう。

こういったことから、コンテンツのタイトルを考える時には、キーワードを1回だけ使用して魅力的に聞こえるものにしましょう。

タイトル文に空白を含めるのはあまりオススメできない!

SEO上のキーワードの使い方とは少しずれるのですが、コンテンツのタイトルを作る時の注意点がもう一つあるので、ここで簡単にご紹介しておきます。

あまり意識していない方も多いと思うのですが、コンテンツのタイトルを考える時、キーワードを目立たせたいという考えなのか、キーワードの前後に半角スペースなどで空白を作っているケースをよく見かけます。例えば、以下のような感じです。

参考

Googleが重視する YMYL とは?対象となる業種とSEO上の注意点をご紹介

上記のように、タイトルの見やすさと、強調などを目的に、半角スペースなどで空白を入れているタイトルが多くなっています。ただ、空白を過剰に利用する手法については、下手すればGoogleにスパム判定を受けてしまうリスクがあると考えてください。もちろん、上記のように、多少空白がある程度であれば問題ないのですが、通販サイトなどで商品タイトルを打ち込むときには、過剰なほど空白が入っているケースをよく見かけますよね。

参考

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このように、キーワードを並べただけのような過剰に空白が入れられたタイトル文になってしまうと、キーワードスパムと判断され、ペナルティを受ける可能性があるわけです。したがって、タイトル文を検討する際には、意味のないスパム判定を受けないように、半角スペースなどを利用するのではなく「・」「、」で文章をつなぐようにしましょう。また、キーワードを強調したいときには『』や””で囲むといった手法もオススメです。
ちなみに、タイトルを読みやすくするため、文章と文章の切れ目「。」や「!」で一度切れる部分に1回だけ半角スペースを入れる程度であれば何の問題もありません。

ポイント③ コンテンツ内のキーワードの割合について

上でも少し触れていますが、対策を行いたいと思うキーワードを過剰に繰り返し、文章そのものが不自然になるのは避けなければいけません。もちろん、Googleが「コンテンツ内に〇%以上同じ言葉を使ってはいけない」と言った、明確な決まりを作っているわけではないのですが、特定のキーワードを過剰に繰り返す行為はスパム行為と判断されてしまう恐れがあります。

このポイントで注意しておきたいのは、特定のキーワードを無理矢理全ての見出しに使用することや、指示代名詞や指示副詞を使うべきところに、無理矢理キーワードを使用するといった手法です。このような文章は、Googleからスパム行為と判断されるリスクが生じますし、文章そのものに違和感を感じるようになるので、ユーザーの離脱率が高くなるなど、良いことなどありません。

SEO対策としてコンテンツの制作を行う場合、あらかじめ対策を施したいキーワードが確定しているため、そのキーワードを文中にたくさん使用したほうが検索されたときに上位化されやすいと考えてしまう方が多いです。しかし、文章が不自然になるほど使ってしまうと、Googleからの評価は低下しますし、ユーザーからは「読みにくい文章」と思われてしまいます。対策を施したいという気持ちは分かりますが、コンテンツの制作はあくまでもユーザーの目線に立って「読みやすい」「分かりやすい」コンテンツを作るように心がけてください。

ポイント④ 1つのコンテンツで複数のキーワードを対策したい

コンテンツSEOを考える場合、「1コンテンツ1キーワード」が原則となると考えておきましょう。つまり、一つのコンテンツを作る時には、1つの対策したいキーワードに絞りページを作っていくという意味です。

それではなぜ、一つのコンテンツで複数のキーワードの対策を施さない方が良いのでしょうか?
これは、Googleが重視するE-A-Tの中の『Expertise(専門性)』が関わっていると考えましょう。例えば、一つのコンテンツで、複数のキーワードについて言及していくことになると、それぞれの内容が薄くなってしまいますので、テーマごとのGoogleからの評価が分散してしまうことになります。要は、器用貧乏などと呼ばれる状況で、どのテーマにしてもそれなりの評価しかされず、それぞれのテーマを深掘りしているコンテンツに勝てなくなってしまう訳です。

Googleは『サッカーについて知りたい!』というユーザーに対して、サッカーに特化したコンテンツを提供したいと考えています。それなのに、野球もサッカーもバスケットの情報も解説しているコンテンツとなると、「何について書かれたページなのか?」をGoogle側が判断しづらくなってしまい、どのテーマに関しても上位化されにくくなってしまう訳です。

もちろん、想定していた物と違うキーワードで上位化されるといった例外的な状況は普通にあり得ますが、コンテンツ制作を進める時には『1コンテンツ1キーワード』が大原則と認識しておきましょう。

Googleが重視するようになったと言われる『権威性』ってなんだ?

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ポイント⑤ 1つのキーワードを複数のコンテンツで対策

一般的には、同一ドメインの中で、一つのキーワードに対して複数のページで対策を施すのはあまりよろしくないとされています。ただ、一つのキーワードに対するコンテンツだとしても、全く別の視点からコンテンツを作ることができるようなキーワードについては、複数のコンテンツを作ったとしても、評価が分散するようなことはないので、問題ありません。

要は、一つのキーワードについて、同じような内容のコンテンツを複数作成するのがダメだという意味です。この場合、重複コンテンツとしてペナルティを受けてしまう可能性もありますので、同じようなコンテンツを何度も作るのはやめましょう。

まとめ

今回は、コンテンツSEOの基本となる、キーワードの取り扱いについて解説してきました。被リンクの大量設置や隠しテキストの設置など、いわゆるブラックハットSEOの徹底的な取り締まりが行われている中、Webサイトでの集客は、コツコツとコンテンツを作成し、公開していくという地道な作業が重要視されるようになっています。

ただ、社内人員でコンテンツSEOに取り組んでみたものの、せっかく時間をかけて作成したコンテンツが狙ったキーワードで全く上位化されない…なんて声を聞く機会が増えています。実際に、弊社にご相談いただくお客様の多くは、一度は自社内でコンテンツ制作に取り組んでみたものの、思うような効果が出なかったから専門家に依頼するしかないと思った…と言う方が多いです。
そして、そういったお客様とお打ち合わせしてみると、この記事内でご紹介したように、基礎中の基礎と思えるような知識も持っていないという場合がほとんどなのです。現在、多くの企業が外注業者を利用して、コンテンツSEO対策に取り組むような時代になっていますので、そういった業者が作成するコンテンツを上回るには、「Googleが何を評価するのか?」また逆に「Googleの評価を下げてしまうポイントは何か?」をきちんと押さえたうえでSEO対策に取り組んでいかなければいけません。

ただ、注意しておきたいのは、コンテンツSEOに関しては、中長期的な視点で上位化を目指す対策となりますので、外注業者に依頼したとしても「上位化は半年から1年程度かかります」と言われるのが普通ですよ。したがって、弊社では、コンテンツSEOに並行して、リスティング広告なども利用することをオススメしています。

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スタッフK

WEB業界15年以上
大小含めて15000以上のキーワードを得意のライティングでトップページに押し上げてきました。

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