SEO対策

SEO対策が上手くいかない!SEOで失敗してしまう代表的な要因をご紹介

今の時代、どのような企業でも自社のホームページを立ち上げ、情報の発信や集客ツールとして活用したいと考えていると思います。ただ、ホームページを作成していない企業の方が少なくなっている現在では、ただホームページを作って公開しているだけで目に見えるような効果は期待できなくなっています。

実際に、企業のWeb担当を担っている方であれば、「いろいろな対策をうっているけど、思うようにアクセスが伸びない…」「ネットに書いていたSEO対策を施したけど、上位表示されない…」といった悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?

ほとんどの企業が、Web集客に力を入れるようになった近年では、サイトを運営する上でSEO対策が必要不可欠になっています。しかし、同業他社も同じようにさまざまな対策を行っているのですから、施策したSEO対策全てが成功するとは限らず、間違った方向の対策になってしまっている可能性すらあるのです。
そこでこの記事では、「SEO対策がなかなかうまくいかない…」と悩んでいるWeb担当者様に向け、SEOに失敗してしまう代表的な要因をご紹介していきます。

SEO対策が失敗する原因と対策

それでは、企業のWeb担当者様が押さえておくべき、SEO対策に失敗してしまう原因をご紹介していきましょう。今の時代、ネット検索をすれば知りたい情報が簡単に手に入るようになっていますし、自社サイトのSEO対策についても、自分で調べてさまざまな施策を施しているケースが多い事でしょう。しかし、SEOに関する正しい知識を持たずに、ネットでかじった知見のみで対策を施した場合、間違った対策になってしまっている可能性があります。

そして、SEO対策の難しいところは、ちょっとした間違いにより、上位表示どころかペナルティを受けてしまう…なんて恐ろしい未来が待っていることもある点です。ここでは、よくありがちなSEO対策の失敗についてご紹介していきます。良かれと思った施策が、自社サイトの足を引っ張ってしまうケースがあるの注意しましょう。

①対策キーワードの競合が多すぎる・強すぎる

SEOは、対策さえ施せば、どのようなキーワードでも上位表示できるかというとそういうわけではありません。例えば、上位表示を狙っているキーワードについて、競合が強すぎる、多すぎるといった理由で、いくら対策を施してもその時点では上位を狙うことができないケースもあります。分かりやすい例を挙げると、戸建て住宅を販売する不動産会社が「戸建て」というようなビッグワードで戦いを挑むといったケースです。

実際に、こういったビッグキーワードで検索してみると、大手の不動産検索サイトが上位表示を占めるという結果になります。これは、「美容室」や「エステ」「脱毛」といったワードでも、それぞれの業界の大手検索サイトや予約サイトが上位表示されるケースが多く、一企業のWebサイトが、こういったビッグキーワードで検索1位を獲得することは非常に困難な道になるのです。

つまり何が言いたいかというと、集客や売上向上のためにSEO対策を行う場合には、「勝てるキーワード」を見極め、そこで勝負していくという戦略が必要になるということです。
例えば、「戸建て」や「エステ」といったビッグキーワードで勝負するのではなく、自社の見込み客となりうるワードについて、できるだけ検索ボリュームの小さなキーワード(ロングテールキーワード)で勝負していくことが重要になるのです。分かりやすく言うと、「戸建て 地域名」「メンズ脱毛 ひげ」といった感じに、検索意図が分かりやすいキーワードを選択し、ここに対して対策を施していくのが良いでしょう。対策を施すキーワード選定を間違わなければ、ビッグキーワードほどの検索ボリュームが無くても、上位表示させることで十分な集客効果を見込むことができるはずです。

一般的に、長く運用されているドメインパワーが強いサイトやページランクが高いサイトが強い競合と言えるので、対策を施すキーワードがある程度決まった段階で、競合サイトの強さを確認し、勝てるキーワードなのか確認してから勝負しましょう。

②ターゲットが明確になっていない

二つ目は、自社の考えだけが先行した施策です。コンテンツSEOを多くの企業が取り組むようになっていますが、自社の商品やサービスについて、メリット面ばかりを詰め込み、誰に向けて作られているのかよくわからないコンテンツも非常に多いです。

なんらかのキーワードを使って検索を行うユーザーは、当然明確な検索意図を持っています。例えば、「SEO やり方」などといったワードで検索する人は、SEO対策として効果的な手法を知りたいはずです。それなのに、開いてみたコンテンツの内容が、SEO会社のサービス内容や問い合わせ先情報しかないという場合、ユーザーの検索意図から離れているため、すぐに離脱してしまいます。上述したように、SEO対策を行う上では、勝てそうなキーワードを選定しなければならないのですが、その上で「誰に対してのコンテンツなのか?」も明確にしておかないといけません。

コンテンツを制作する時には、対策キーワードを整理し、どのような人に自社サイトを見てほしいのか、またその人が抱えている悩みが何なのか、どうすればその悩みを解決できるのかを考慮する必要があります。コンテンツSEOについて検索していると、しばしば『ペルソナ』という言葉を見かけると思いますが、SEO対策の成否は、対策前のペルソナの設定にかかっているといっても過言ではないのです。
したがって、まずは対象ユーザーの表情がきちんと詳細にわかるまで、ペルソナの設定をしていきましょう。そしてそのペルソナの設定により、ユーザーがどのような悩みを抱えているのかを具体的にイメージして、それを解決できるようなコンテンツを制作していく必要があるのです。

ペルソナ(persona)とは
サービス・商品の典型的なユーザー像のことで、マーケティングにおいて活用される概念です。
実際にその人物が実在しているかのように、年齢、性別、居住地、職業、役職、年収、趣味、特技、家族構成、生い立ち、価値観、休日の過ごし方、ライフスタイル……など、リアリティのある詳細な情報を設定します。

③コンテンツの内容不足

コンテンツSEOは、「継続的にコンテンツを投稿し続ける施策」と考えている方が多いです。もちろん、表面的には間違っていない認識なのですが、あるキーワードの対策として制作したコンテンツについて、その内容だけではユーザーの悩みを解決するには情報が不足している…という場合、SEO対策においては失敗と言えるでしょう。

実際に、弊社のお客様の中にも、社内人員でコンテンツの投稿を行っているけど、一向に上位化されない…といった理由で相談してきた企業も多いです。そして、その中身を確認してみたところ、確かにコンテンツの投稿は行っていたものの、ユーザーニーズの網羅性が不足しているケースが非常に多いのです。要は、コンテンツの内容が薄っぺらで、ユーザーの悩みを解決できるような状態になっていないといった感じです。

このポイントに関しては、対策を試みようとしているキーワードについて、現状上位表示されているコンテンツの内容をチェックし、自社コンテンツに何が足りないのかを検討してみると良いでしょう。多くの場合、上位化されているコンテンツと比較すると、コンテンツの充実度が低いケースが多いはずです。

④コンテンツの質が低い

③の問題にも関連していますが、キーワードに対して、コンテンツの質が低ければ、いくらたくさんのコンテンツを作っても上位化されるのは難しいです。コンテンツの質に関しては、ユーザーの検索意図に対する答えがかかれていない…や、内容が不十分であるといった感じです。これらのコンテンツは、検索ユーザーのニーズを満たさないケースが多いため、Googleからの評価が低くなり、上位に表示されないのです。

この部分の対策としては、検索ユーザーが知りたいと考えている答えを、きちんとコンテンツを通して伝えるように工夫すると良いでしょう。

ペルソナをきちんと設定していれば、ユーザーの検索意図が把握できているはずですので、コンテンツを制作する時には網羅的な内容を解説していきながら、自社のオリジナルのコンテンツも追加すると良いでしょう。現在のGoogleでは「E-A-T(専門性・権威性・信頼性)」が重視されていますので、どんな人が情報を発信しているのかを明確にすることも大切です。

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⑤基本的なSEO対策がなされていない

ここまでは、コンテンツの良し悪しを中心にご紹介していますが、それ以前の問題として、Webサイトに適切なSEO対策が施されていないことから上位表示できていないなんてケースもあります。例えば、スマホが広く普及した現在では、モバイルフレンドリーが必要不可欠なのですが、それに対応できていないというケースや、関連するページ同士が内部リンクで結ばれていない、見出し付けが適切でないなど、基本的なSEO対策がなされていないケースも多いです。

こういった理由で、思うように上位化しないというケースでは、当然、適切な対策を施していくのが最初の段階となります。

モバイルフレンドリーが不十分なら、レスポンシブデザインに変更するだとか、内部リンクの設定を見直すなど、ユーザビリティーが可能な限り高くなるようにWebサイトそのものを改善していきましょう。コンテンツSEOの注目度がどんどん高くなっている現在では、「とにかく良質なコンテンツを作ることが重要!」と考えられがちですが、それ以前の基本的なSEO対策が施されていないのなら、何をやっても同じです。まずは、WEBサイトに適切なSEO対策を施していきましょう。

⑥Googleガイドラインに準拠していない

これも根本的な部分ですね。どれだ内容が濃く、高品質なコンテンツを配信していたとしても、WebサイトそのものがGoogleガイドラインに準拠していない場合、上位表示されることはないと考えておきましょう。それどころか、ガイドラインに沿っていないページは、検索結果からの削除されてしまうといったペナルティを受けてしまうことがあります。Googleガイドラインに関しては、「基本的にみんな準拠するようにWebサイトを作るのでは?」と考えると思いますが、Googleのアルゴリズムは年々進化しており、かつて主流であった手法でも、現在ではペナルティーの対象になっているなんてケースがあるのです。つまり、昔に施した対策をそのままにしていて、知らないうちにペナルティの対象になっている…なんて残念なケースもあるわけです。

この部分の対策については、きちんとGoogleのガイドラインを確認し、自社サイト内に違反している内容が無いか、またあるのであれば早急に改善すると良いでしょう。ただ、Googleのアルゴリズムは皆さんが考えている以上に速いスピードで変化してしまう場合があり、本業の片手間でそれに対応していくというのはなかなか難しいのが実情です。
近年、Webサイトを活用した集客や売上向上を目指す場合、我々のような専門業者に作業を依頼するケースが多いのは、こういった最新情報に自分たちだけではついていけないというのが大きな理由になっているのだと思います。SEO対策や、コンテンツSEOの代行業者は、常にGoogleの動向に注目していますので、コンテンツの良し悪し以前の問題で上位化されない…なんてリスクがなくなります。したがって、この部分が問題になっているようであれば、専門業者の手を借りるというのも一つの手だと思いますよ。

⑦粗悪なSEO会社に相談している

これはSEO対策に失敗するケースの中でも、最も残念な原因と言えるでしょう。なぜなら、SEO会社に作業を依頼しているというケースでは、当然それなりのコストがかかっているからです。SEO対策は、競合他社との関係もありますので、専門業者に依頼したからといって、どのようなキーワードでも確実に検索結果の1位に表示させるようなことは不可能です。上述しているように、競合が非常に強い、ビッグワードになるとどれだけお金を積まれても無理なものは無理な訳です。ただ、現在でも、「確実に上位に出します!」といった感じで、強引な営業を仕掛ける業者は残っていますし、中にはGoogleのガイドライン違反となるような行為を平気で行う悪質な会社も存在しています。

したがって、SEO対策を外部業者に委託する時には、どのような手法で上位を目指していくのか、SEO対策に関する正しい知識を持った会社なのか見極めなければいけません。正直、SEO対策の業者選びは、その他のWeb施策を外注するとき以上に難しいものなのですが、適切な対処をしてくれるSEO会社は、自社のWebサイトの現状をきちんと説明してくれた上で、どのような作業を行うのか、なぜその作業が必要なのか分かりやすく解説してくれます。
つまり、業者選びの際に、どれだけ真摯に自社サイトの分析をしてくれ、その結果を分かりやすく説明してくれているのかである程度の判断がつくと思います。なお、SEO対策については、適切な会社に外注する場合でも、作業を丸投げするのはあまり良くありません。どのようなユーザーがターゲットで、何を売りたいのかなどは、日々変わっていくものですので、SEO会社と二人三脚で施策を進めていくというイメージを持っておきましょう。

SEO対策に失敗しないためには?

それでは最後に、SEO対策に失敗しないため「ここだけは押さえておきたい!」というポイントをいくつかご紹介しておきます。

基本的なSEO対策を怠らない

SEO対策に失敗しないため、皆さんに抑えておいてほしいのは、コンテンツ制作について云々考える以前に、Webサイトに適切なSEO対策を施しておくということです。上述しているように、Googleには、きちんとガイドラインというものが存在していて、それに違反しているようなサイトは、どれだけ更新を頑張ったとしても、上位化されるようなことはないのです。したがって、SEO対策に取り組む前に、どういった方法が正しいのかを確認するため、Googleガイドラインの内容をきちんと把握しておきましょう。

検索結果の上位を狙う場合、ユーザーのニーズを満たすこと、ユーザビリティを高めることがSEO対策の基本であり全てといっても過言ではありません。Googleは、ユーザーの満足度が高いコンテンツを上位に表示させるようになっているのですが、これは検索したユーザーが納得できるコンテンツが上位に並ぶことで、Googleそのものの信頼度が高くなり、それがGoogleの利益につながるからなのです。

一般的に、ユーザビリティが高いサイトは、適切な内部施策が施されているという意味ですので、Googleのクローラーも巡回しやすくなります。Googleのサイト評価は、こういった細かな部分までチェックし評価をつけていきますので、基本となる対策はきちんと施すようにしてください。

コンテンツ作りについて

現在のSEO事情を考えてみると、高品質なコンテンツを制作し、継続的に情報発信を行うということが非常に重要になっています。したがって、社内人員でSEO対策を施していくという場合、SEOに失敗しないためには、コンテンツの正しい作り方を社内に浸透させておく必要があります。なぜなら、社内人員でコンテンツSEOを進めているケースでは、コンテンツが中身のないブログのような内容になってしまっているケースが非常に多いからです。このような状況は、「何のためにコンテンツを作っているのか?」「どのようなコンテンツを作らなければならないのか?」など、基本的な部分が社内に浸透していないことから、ひとまず何らかのコンテンツを発信しなければならないという義務感のみで作業が進んでいるのだと思います。

上述しているように、検索ユーザーというものは、何らかの悩みや問題を解決するためにネット検索という行動を行います。したがって、そういったユーザーに評価してもらうためには、ユーザーの悩みを解決できるような高品質なコンテンツを作ることがとても重要です。というのも、ユーザビリティーを重視するGoogleは、ユーザーが高く評価するコンテンツを評価するため、上位表示されやすくなるという仕組みになっているのです。

つまり、社内人員でコンテンツの制作を行う場合、こういった基本的な仕組みを理解させ、ペルソナから「誰のどんな問題を解決するのか?」「解決するための答え」といった感じで、ターゲットとゴールを明確にしたうえでコンテンツを作成できる社内環境を作ることが大切と考えてください。

なお、現在のSEO対策を考えた時には、E-A-TやYMYLといったものが重要ですので、その辺りもきちんと確認しておきましょう。

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SEO会社を選定

最後は、適切なSEO会社を選定するというものです。上述しているように、Googleのアルゴリズムは、日々急速に進化しており、順調に上位表示化されていたようなWebサイトでも、ある日突然、順位が急落してしまう…なんてことも珍しくありません。当然、表示順位が下がってしまった時には、なぜそのような状況になったのかを解明しなければならないのですが、一般の方にはそれができないという難点があるのです。

したがって、現在ではSEO対策を専門業者に外注するのが一般的になっており、適切なSEO会社を選定できているのかがSEO対策を成功に導くための大きなポイントにもなっているのです。ちなみに、SEO対策は、長期的な視点で施策を進めていくものですので、業者とはある程度長い付き合いになると考えておいた方が良いです。そのため、SEO会社の担当者との相性なども考慮しておくのがオススメですよ。

まとめ

今回は、SEO対策に失敗してしまう代表的な原因についてご紹介してきました。ホームページは、今の時代、どのような業種の会社でも、集客や売上向上のためにはなくてはならない存在と言われるようになっています。ただ、ホームページを持っていても、ユーザーがネット検索した時に、上位に表示されないのであれば、自社のことを見てもらうことはできないのですから、ホームページを持っていないのと同じようなものと考えておきましょう。

なお、いくら適切なSEO対策を行っていたとしても、競合が強すぎるキーワードで上位を獲得するのは難しい時代と考えておいた方が良いですよ。どうしても、ビッグキーワードでHPの露出を増やしたいというのであれば、SEO対策ではなく、リスティング広告など、Web広告運用を検討しましょう。

やりまっせでは、お客様のご要望を聞いて、最適な施策が何なのかからご提案しておりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

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スタッフK

WEB業界15年以上
大小含めて15000以上のキーワードを得意のライティングでトップページに押し上げてきました。

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