ホームページ制作

ホームページ制作の注意点。運用段階でやってはいけないことをご紹介【第三弾】

今回は、ホームページ制作の最後の段階となる、実際にホームページが完成し、運用段階に入った時に注意しておきたいやってはいけないことをご紹介していきましょう。ホームページは、制作が完了し、公開すれば後はそれを見た客からの問い合わせを待っておけば良いというものではありません。と言うよりも、HPが完成し、公開したとしてもその状態で放置しているのであれば、問い合わせが入ってくるようなことは非常に稀です。世界に一つだけの物を作っているだとか、もともと非常に多くのファンがいてホームページの公開をみんなが待っているというような状況であれば、公開さえすればたくさんの反響が得られることでしょう。しかし、このようなことは一般の企業や店舗ではなかなか難しいもので、きちんとターゲットとなる層に自分のサイトが露出するように対策をうって行かなければいけないのです。

要は、自分のホームページが関連するキーワードで検索された際、検索結果の上位に表示されるようにする対策が必要で、ホームページの運用上、非常に重視されるSEO対策と言うのがこれです。近年では、このSEO対策についても、一昔前とやり方がかなり違ってきているのですが、「SEO対策の詳しい方法」については、以前別の記事でご紹介していますので、そちらをご参照ください。

この記事では、ホームページの制作後半から、実際の運用に入った時にやってはいけないことについて、いくつかのポイントをご紹介していきます。

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「コンテンツ制作」でやってはいけないこと

これは、制作段階でも運用段階でも注意しておかなければならないポイントです。制作段階については、しっかりした制作会社に依頼していれば特に気にする必要はないと思います。ただ、個人のwebデザイナーなどに制作を依頼している場合、後々トラブルになってしまうことも意外に多いので以下で紹介するポイントはおさえておきましょう。

なお「コンテンツの注意点をわざわざ紹介するのはなぜ?」と疑問に感じる方も多いと思うのですが、近年では、SEO対策の面で考えても、このコンテンツの質が非常に重要になるのです。ホームページを公開し、ある程度満足のいく結果を求めるのであれば、コンテンツの制作は十分に注意してください。意外に、以下で紹介する「やってはいけないこと」をやっているパターンも多いです。

他人の画像を勝手に利用する

コンテンツはテキストと画像で制作していくのですが、コンテンツ内に設置する画像については、自分で撮影した画像や購入した画像、著作権フリーの画像を使用しなければ後々トラブルになってしまう恐れがあります。

例えば、美しい景色の画像、可愛らしいイラストなどを見つけ、自分のコンテンツ内に使用したいと思っても、作者の許可なく無断で掲載してしまうと、著作権の侵害に当たる恐れがあります。「うちはそこまで有名な店じゃないしバレないでしょ!」などと考えて、許可をとらずに掲載してしまうような方もいるのですが、今の時代、誰が見ているか分かりませんし、SNSなどですぐに盗用が拡散されてしまうようになっています。

実際に、画像やイラストの無許可利用で、HPの閉鎖などに追い込まれてしまうようなケースもありますので、どうしても利用したい場合、個別に許可を取りましょう。

他のサイトの文章をコピペする

コンテンツの重要性が高くなっている近年では、他人のコンテンツをコピペして利用するといった問題も生じています。コンテンツSEOが非常に重要になっている現在、それなりの頻度でコンテンツを公開していかなければいけないのですが、なかなかコンテンツを作り続けるのは難しいものなのです。一つや二つコンテンツを作るのであれば、そこまで手間はありませんが、継続的にUPしてくとなると、「何をコンテンツにするのか?」と言ったネタにも困りますし、コンテンツを制作する時間もなかなか確保できなくなってしまうものです。こういったことから、他人のコンテンツをそのまま流用してしまうというケースが多くなっているのです。

この問題に関しては、画像同様、文章なども無断掲載をしてはいけないと考えてください。ただ、「他のサイトや資料から引用している」と言うことをきちんと設定しておけば問題はありません。なお、web上のコンテンツに関しては、引用の方法や範囲など、ルールがありますので、以下のポイントを意識して引用してください。

  • ・引用元はしっかりと明示する
  • ・オリジナルコンテンツを補強・補完する意味合いで引用されていること(引用部分がメインになってはいけない)

上記のルールを守って、引用するのであれば問題ありません。ちなみに、他のサイトのコンテンツを、そのまま転載するといったコンテンツの作り方は、上位表示の役に立たないどころか、「コピーコンテンツを掲載している」と判断され、ペナルティの対象になってしまいます。要は、盗用するぐらいなら、コンテンツをUPしない方がましだということです。

画像のデータサイズに注意

一般の方であれば、コンテンツに設置する画像について、そのデータサイズなどに注意したことはあまりないかもしれませんね。そして、掲載する写真の画質やクオリティにこだわって「データサイズを無視する」と言うのは、コンテンツ制作上の「やってはいけないこと」に該当します。ちなみに、よくあるパターンとしては、スマホで撮影した画像をそのままホームページにUPするという行為で、これをやってしまっている場合、せっかくコンテンツを作っても「なかなか上位化しない…」となってしまっている要因になります。

画像の容量の違いで、見た目に大きな違いが出ないことから、「加工するのは面倒だし…」とそのまま公開してしまう方も多いです。しかし、現在検索エンジンでは、「ページの表示速度」が検索結果の上位化で重要視されるようになっており、容量の大きな画像を掲載してしまうと、ページの内容を表示するために時間がかかってしまうことになり、せっかく作ったコンテンツの評価が下がってしまう訳です。

ただ「それなら画像は無い方が良いのか?」と考えるのは間違いで、視覚的に情報を伝えることができる画像データはあった方が確実に良いです。要は、画像の使用を避けるのではなく、容量の大きすぎる画像の使用は避けてくださいという意味です。一般的には、画像1枚につき100KBまでが目安と言われているので、面倒でもサイズのリサイズなどで対処しましょう。ちなみに、以下のような画像圧縮サービスもあるので、こういったものを利用するのもオススメです。

> TinyPNG

コンテンツはブログではない

これは自社でホームページ運用を行うという場合に起こりやすい間違いです。コンテンツの継続的なUPが重要とされる現在では、制作会社に「適度にコンテンツを作って公開していってくださいね!」と言われ、その指示通りブログ機能などを使って、記事を公開している企業が多いです。しかし、多くの場合、SEOに役に立つような『コンテンツ』にはなっておらず、単なるブログを公開しているにとどまっているケースが非常に多いです。もちろん、何も公開しないよりはマシですが、SEO対策を考えた時には、コンテンツの上位化などがされないため、記事制作の時間がかかっている分、人件費の損になっている可能性があるのです。

コンテンツSEOがどういったものなのかを知らない方に多いのが、「自分の書きたいことをつらつらと書いているだけ」で日記のようなページになってしまうというものです。このようなコンテンツになってしまうと、検索エンジンから評価されることが難しくなるので、上位化されませんし、さらにユーザーが何かの拍子に記事に流入してきても、「読みにくい」と感じてしまい、離脱してしまうことでしょう。つまり、時間をかけてコンテンツを作ったとしても、十中八九読んでもらえないコンテンツになってしまう訳です。

企業がホームページを公開するのは、サービスへの加入や商品の購入が最終目的で、それでなくても見込み客を増加させるというのが大切になるのです。それなのに、内容を見ることもなく離脱されるコンテンツに時間をかけても意味がないですよね。コンテンツと言うのは、「自社のサービス(商品)を必要とする」ターゲットが、どんな情報を必要とするのかをきちんと分析して、それをコンテンツにする必要があります。そして、制作するコンテンツはきちんと検索エンジンに評価してもらえるよう、見出しづけやキーワードの使い方を工夫する必要があるのです。さらに、ユーザーがその記事をストレスなく読み切れるような構成で作ってあげる必要もあるでしょう。

このように、現在のホームページで最も重要とされているコンテンツは、非常に奥が深いもので、「空き時間に社内で書かせます」などと言った対処では難しいと考えておきましょう。

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ソースや真偽が不明な情報は掲載しない

インターネット上に存在する情報は、非常に価値の高い情報もあれば、その逆に偽物の情報まで膨大な情報にあふれていますよね。そして、あなたがホームページでコンテンツを作り、情報を発信するという場合、その情報にあなたの情報も含まれるわけです。

コンテンツを制作する際、自社の実績情報などであれば「間違った情報」を発信することなどないと思いますが、外部サイトの情報を転載・引用する場合には、転載元の情報が本当に正しいものなのかを確認しなければいけません。偽の情報を発信すれば、ユーザーにとって大きな損失になるだけでなく、その情報を発信したあなた自身の信用にも傷がついてしまいます。

したがって、コンテンツ制作をする上で、外部サイトの情報を引用させてもらうケースでは、その情報の真偽をしっかりと確認するようにしましょう。例えば、同じような情報を掲載している他のサイトも確認してみるだとか、公的サイトが発信している情報なのかを確認するなどと言った方法が有効です。

そもそも、外部の情報を転載・引用する場合には、転載元が本当に信頼できる機関なのかを慎重に調べることが大切だと考えてください。コンテンツSEOを進めるには、質の高いコンテンツを継続的に発信する必要がありますので、間違った情報を流すわけにはいきません。

「SEO対策」でやってはいけないこと

それではこのシリーズ最後となる、SEO対策を行う上でやってはいけないことをご紹介していきましょう。SEO対策は、あなたが公開したホームページが、関連するキーワードで検索されたときに、上位に表示されるようにするための対策になります。
SEO対策は、基本的に専門業者に依頼して上位化の対策を行ってもらうケースがほとんどです。そのため、「やってはいけないことと言われても、やるのは業者でしょ?」と考えてしまう方が多いかもしれませんね。しかし、あなた自身がSEO対策でやってはいけないことを知らないと、万一業者が間違った方法で上位化を目指している…と言う場合、指摘することすらできなくなってしまいます。特に現在のSEO業界は、過去に効果的とされていたものの、現在ではペナルティの対象になってしまう手法を未だに利用している業者も存在していますので、「やってはいけないことをしていないか?」を確認できるようにしておかなければいけないのです。

以下に、SEO対策でやってはいけないことをご紹介しておきますので、頭に入れておいてください。

「被リンクの数」でSEO対策をする業者はNG

数年前までは、『被リンクの数』が非常に強力な上位化対策として活用されていました。被リンクの数を増やすために、大量の外部リンクを購入するといった手法がSEO対策の主流となっていて、実際にこの時代には、コンテンツの内容など関係なく上位化されていましたので、検索上位が質の低いサイトで埋め尽くされていた…と言った状況だったのです。当然、ユーザーからすれば、「検索しても必要なサイトが表示されない…」と言う状況ですので、検索エンジンのユーザビリティが疑われてしまうような状況になっていたのです。

そのため、Googleなどが、検索アルゴリズムのアップデートを行い、従来のSEO対策として有効とされていた以下の手法を無効化したわけです。

  • ・有料リンクの購入
  • ・関連性の低いサイトからの被リンク
  • ・リンク集サイトからのリンク

このように、被リンクの数で上位化を目指すという手法は、現在の検索アルゴリズムでは何の意味もなさないようになっています。さらに、場合によってはペナルティを与えられ、検索結果からホームページが削除されてしまうリスクまで生じています。Googleは、有料リンクの売買について、以下のような注意喚起を出しています。

PageRank を転送するリンクの売買は、検索結果の品質を低下させる要因の 1 つです。リンク プログラムへの参加はウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)に対する違反となり、検索結果におけるサイトの掲載順位に悪影響を及ぼすおそれがあります。
引用:Google Developers

隠しテキストの利用

これも一昔前のSEO対策で採用されていた手法です。「隠しテキストとは?」と、いまいちイメージできない方も多いのですが、要は、ページにたどり着いた閲覧ユーザーの目には見えない部分にキーワードとなるテキストを埋め込んでおき、SEO対策とする手法です。

分かりやすい例でいえば、「白背景の場所に、白い文字でテキストを記載しておく」「CSSで目に見えない部分にテキストを隠しておく」「目に見えないぐらいフォントを小さくする」と言った手法になります。一昔前までは、現在のように検索エンジンのロボットがコンテンツの質まで判断できるような状況ではなかったので、キーワードの割合などが重視される傾向にありました。そこで、文章が不自然にならないように、目に見えないようにテキストを隠すといった手段が横行したわけです。

ただこういった手法は、Googleのガイドラインで明確に違反になると明記されていて、ペナルティの対象になると考えてください。

Google の検索結果でのランキングを操作するためにコンテンツに隠しテキストや隠しリンクを含めることは、偽装行為と見なされることがあり、Google のウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)への違反にあたります。
引用:Google Developers

キーワードを詰め込み過ぎて文章が不自然になる

これは、社内でコンテンツを作る際にありがちなミスです。コンテンツの制作は、ターゲットを決めて、そのターゲットが検索しそうなキーワードで上位化されるようにコンテンツを作るのが正攻法です。つまり、コンテンツの中には「上がってほしいキーワード」を埋め込まなければならないわけですね。しかし、これをSEO対策にあまり詳しくない素人の方が制作する場合、「○○で上位化したい」という気持ちが強すぎるのか、特定のキーワードを埋め込みすぎて、文章が不自然になってしまうケースが非常に多いのです。そして、こういったコンテンツは、ペナルティの対象になってしまうなど、SEO対策的には逆効果になってしまいます。

ページにキーワードや数字を詰め込むと、ユーザー エクスペリエンスが低下し、サイトのランキングに悪影響が及ぶ可能性もあります。文脈に合ったキーワードを適切に使用した、情報に富んだ有用なコンテンツを作成することに焦点を合わせてサイトを運営してください。
引用:Google Developers

キーワードの乱用は、意図的でない場合でも、ついやってしまいがちなミスですので注意してください。こういったSEO手法は、ブラックハットSEOと呼ばれ、上位化どころか、ペナルティで検索結果からサイトが除外されてしまうリスクが生じてしまうので、絶対にやってはいけないと考えてください。

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まとめ

今回は、ホームページ制作でやってはいけないことシリーズ第三弾として、ホームページで最も重要になるコンテンツの制作や上位化のためのSEO対策でやってはいけないことをご紹介してきました。

近年では、SEO対策について「コンテンツSEO」という用語が登場するほど、ホームページ内のコンテンツの作り方が非常に重要になっています。そもそも、検索ユーザーと言うのは、「○○が知りたい」「○○ってどうなのかな?」と言った疑問を抱えて検索し、上位に表示されるホームページに流入するわけですので、コンテンツの質が低くユーザーを満足させられないようなホームページは「上位化されては困る」と言うのが検索エンジン側の考えな訳です。

そのため、Googleなどは、コンテンツ制作をする上でのガイドラインを設けていたり、一昔前のような「質の悪いコンテンツをお金で上位表示する」と言った対策にペナルティを与えるようになっているのです。注意が必要なのは、こういったブラックハットSEOについては、いまだに採用する業者が存在していて、業者選びを間違ってしまうと、お金を支払ってペナルティを受ける結果になってしまう恐れもあるという点です。そのため、ホームページ制作を依頼する際には、SEO対策に関する知識をきちんと持っている業者なのかもしっかりと確認しておくことがオススメですよ。ホームページは、デザインにこだわる方が多いのですが、本質的な問題はデザインではないですよ。

現在、ホームページ制作やリニューアルをお考えの方がいれば、お気軽に弊社までお問い合わせください。弊社では、ホームページ公開後のコンテンツSEOのサポートまで行っていますので、ホームページを使って集客をしたいとお考えの方は、弊社にお任せください。

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スタッフK

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大小含めて15000以上のキーワードを得意のライティングでトップページに押し上げてきました。

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