SEO対策

なぜ今『コンテンツSEO』なのか?実際の事例からメリットを知ろう!

インタネットからの集客が重要な現在では、どのような業種でも、webサイトのSEO対策を避けて通ることはできません。ただ、口で「SEO対策に取り組む」と言うのは簡単なのですが、実際に自社サイトの上位化を目指すとなると、何から始めて良いのか分からない、取り組んでみたものの、全く上位化しない…など、失敗してしまうケースが非常に多いです。

こういったこともあり、世の中にはお客様から依頼を受けて、SEO対策に取り組む業者が多く活動しているのです。それでは、こういった業者は実際にどのような取り組みを行ってwebサイトの上位化を成功させているのでしょうか?
もちろん、細かなサイトの構造など、SEO対策の根幹となる技術については、企業秘密となる部分も多いですし、簡単に公表することもできないのが実情です。ただ、現在のSEO対策を考えた場合、必ず行わなければならないと言われているのが「コンテンツの充実」や「コンテンツの継続的な投稿」と言ったコンテンツSEOと呼ばれるものです。

現在、SEO対策業界では、どの業者に相談したとしても、コンテンツに関わる対策を指示されることになるのですが、それではなぜここまで『コンテンツ』と言うものが重視されるようになったのでしょうか?この記事では、「コンテンツSEO」が主流になっている要因と、実際に取り組んだ時に得られるメリットについて解説していきます。この記事では、皆さんにもメリットがわかりやすいよう、弊社の過去の実績などから、コンテンツSEOの分かりやすいメリットをご紹介しておきます。

なぜコンテンツSEOが重要視されるのか?

「コンテンツSEOってなんだ?」と言う方は、以前このサイトでご紹介した「最近よく聞く『コンテンツSEO』とは?その手法やメリットなどをまとめておきます!」と言う記事を先に読んでみてください。コンテンツSEOは、簡単に言うと「良質なコンテンツを継続的に発信することで、検索順位の最適化を図る」と言うSEO対策の一つの手段となります。一昔前までのSEO対策を考えてみると、「外部リンクをたくさん獲得する」といった手法が主流で、「良質なコンテンツを制作し、継続的に発信する」と言った手間のかかる対策などは見向きもされないというような感じでした。しかし現在で、一昔前までの手法では上位化を目指す事ができなくなっており、コンテンツの充実が重要とされるようになっているのです。

それでは、近年、ここまで『コンテンツ』が重要視されるようになったのはなぜなのでしょうか?実は、SEO対策を検討した場合、コンテンツSEOに取り組まなければならない明確な理由が存在するのです。

①検索エンジンのアップデートがあったから

まず一つ目の要因として、検索エンジンのアップデートにより、従来のSEO対策として最も重要視されていた『被リンクの大量設置』と言ったテクニックが、ペナルティの対象となり、上位化どころか検索結果から削除されてしまう…と言うリスクが生じたのが非常に大きいです。

上でも少し触れているように、過去のSEOは、コンテンツの質など関係なく、とにかく被リンクを設置することで上位化を目指すという手段が横行していました。この手法は、「さまざまなサイトからリンクされている⇒有益なサイトなのかな」と検索エンジンにご認識させるという手法で、実際に5年ほど前までは検索上位を質の低いページが独占してしまい、検索エンジンの利便性が著しく低下しているということが問題になっていました。

そこでGoogleが検索エンジンのアップデートを行い、前述のような「ブラックハットSEO」が施されたサイトを、徹底的に取り締まっていったわけです。このアップデートからは、被リンクの不正獲得などと言った手法を採用している低品質なページが罰則を受けるようになり、検索上位に上がってくることがなくなってしまったわけですね。逆に言えば、自社のwebサイトの上位化を目指すのであれば、検索エンジンのアルゴリズムに従った良質なコンテンツを発信するしかないわけです。そして現在では、さまざまな業者が上位化のために良質なコンテンツの発信(ホワイトハットSEO)を行うようになり、これが王道になったわけです。

ちなみに、ホワイトハットSEOは、訪問者にとって有益で質の高いコンテンツを発信するという手法ですので、手間はかかるものの、上位化されたときのコンバージョン率なども向上すると期待できます。

②SNSとの連携が容易だから

コンテンツSEOがここまで広がっているのには、TwitterやFacebookなどと言ったSNSとの相性が非常に良いという点も見逃せません。

現代社会では、多くの方がSNSを利用するようになっており、自分が感心した、ためになったと思ったコンテンツがあれば、「いいね!」や「ツイート・リツイート」で拡散すようになっています。皆さんも、SNSのタイムラインに流れてきたコンテンツを見て「学びになったな!」と思った経験はあるのではないでしょうか?

コンテンツSEOと言うのは、訪問者にとって有益で高品質のコンテンツを配信するという手段ですので、真面目にコツコツ情報の発信をしていれば、予想もしない形で情報が拡散され、新たな流行になるなんてことも考えられるのです。つまり、常に『高品質なコンテンツ』の制作をするコンテンツSEOは、SNSとの相性が非常に良く、「コンテンツの質など関係のない」ブラックハットSEOにはない集客のチャンネルができるということから、多くの企業がコンテンツSEOに注目しているわけです。

コンテンツSEOのメリットとは

コンテンツSEOが重視されているのは、従来の手法が「ペナルティの対象になる」と言うことが最も大きな要因と考えられています。もちろん、従来の方法が使えないので、検索エンジンのアルゴリズムに従った方法でSEO対策を行うというのは当たり前の行動ですよね。

ただ、「顧客にとって有益で、高品質なコンテンツを継続的に発信する」というコンテンツSEOは、過去のSEO対策にはなかったメリットが存在しています。ここでは、コンテンツSEOに取り組むことで得られるメリットも簡単に解説しておきます。

潜在顧客へのアプローチ

コンテンツSEOは、即効性の効果を求めるのではなく、潜在顧客にアプローチできるという点が大きなメリットとみなされています。

コンテンツSEOの立ち位置は、自社サイトにリーチを行えるマーケティング手法と言った感じで、自社の商品やサービスにニーズを持っている潜在顧客をサイトに誘導し、アプローチするといったものです。そのため、サイト訪問者が、直ぐに購入ボタンや問い合わせと言う行動をしなかった場合でも、今後、自社製品を購入する見込みが高い顧客にリーチできるという点が注目されています。

さらに、潜在顧客にアプローチを行い続けることで、ニーズの育成まで可能です。

中長期的な集客活動

この部分は、「コンテンツが財産になる」などと説明されることも多いのですが、コンテンツSEOとして発信したコンテンツは、中長期的な集客活動が可能になるという点がメリットです。筆者としては、この部分のメリットは、皆さんが考えている以上の大きいと思いますよ。

コンテンツSEOの営業を受けた時には、「作成されたコンテンツは資産としてサイト内に残る」「コンテンツが自社の財産になる」などと説明されるものですが、こう聞いても「イマイチ意味が分からない…」と言う方が非常に多いと思います。つまり、この部分の意味が分かっていない方は、コンテンツSEO自体にそこまでの魅力を感じない…と言う結果になるのです。

しかし、本来、コンテンツSEO最大のメリットと言えるのは、この部分だと筆者は考えていますので、過去の実績から分かりやすくメリットをご紹介しておきます。

「中長期的な集客活動」「コンテンツが財産になる」とは?

それではここからが本題です。コンテンツSEOがどんなものかはこの記事では簡単にしか紹介していませんので、「最近よく聞く『コンテンツSEO』とは?その手法やメリットなどをまとめておきます!」をご参照ください。

コンテンツSEOに関しては、「対策に手間がかかる」「コストがかかり過ぎる」と言ったイメージを持っている方も多いのですが、こういった方は「中長期的な集客活動」「コンテンツが財産になる」と言う部分の意味を正確につかめていないからだと言えます。と言うのも、この部分の効果は、他のどんな対策でも不可能なメリットをもたらせてくれるのです。

ここでは、コンテンツSEO最大の魅力と筆者が考えている「コンテンツが財産に」と言う部分を分かりやすく解説するため、過去の事例をいくつかご紹介しておきます。

過去に発信した情報が爆発

まず一つ目の事例です。非常にわかりやすい動きをサイトが見せています。

このサイトは、給湯器の通販サイトのアクセス数になるのですが、平常時は平均1000クリック/1日と言った感じで推移しています。これが、2021年1月8日になると、突然爆発的にクリック数が増加しているのがよくわかるでしょう。
実は、このサイトのアクセス数が爆発した日の前日は、その冬で最も気温が下がった日に該当し、給湯器の凍結と言う事象が全国各地で起きたわけです。ここまで説明すれば分かると思います。

要は、このサイトで過去に発信していた「給湯器が凍結で故障した時の対処」と言う感じのコンテンツが存在しており、実際にその事象が起きた時に多くの方がネットで検索してこのサイトに流入してきたという訳です。つまり、コンテンツSEOは、コンテンツを継続的に発信しておけば、自社のサービスや商品の潜在顧客が、将来的にも継続的に獲得できる可能性があるということなのです。もちろん、こういった当たるコンテンツを発信するには、「どのようなことが起きた時に、どんな情報を人は欲しがるのか?」「どんなキーワードで検索するのか?」と言ったことを予想し、あらかじめ高品質なコンテンツを発信しておく必要があります。

しかし、ターゲットをきちんと予測し、それに見合ったコンテンツを発信しておけば、時間が経過したとしても、集客に役に立ってくれる可能性があるわけです。これは、被リンク数を増やすといった、過去のSEO対策になると、ニーズに合ったキーワードで検索されることなどありません。コンテンツSEOは「人が必要とするだろう時」をあらかじめ予測してコンテンツを投下することで、そのコンテンツが財産になり、将来の集客につながるわけです。

ニュースなどで取り上げられたときに爆発

これは、地元に根付いている新築戸建て住宅の販売を行っている不動産会社さんの事例です。

現在では、一般の方でも知識として持っている『ウッドショック』ですが、新聞やテレビなどで大々的に取り扱われ始めたのが、2021年5月頃でした。新築戸建て住宅を販売する不動産会社ですので、それよりもかなり前になる2020年12月頃より、木材不足の影響が新築業界に出るのではという意識をもっていらして、3月頃にコンテンツとして公開した感じでした。当然、コンテンツを公開した直後は、一般の方はまだ実感のない問題ですので、検索されることなどほとんどないという状況だったのではないかと思います。

ただ、ウッドショックは日本国内でも必ず問題になり、多くの方が情報を必要とするという考えの元、先行的に情報発信をしたという感じで、実際に、新聞報道などがあった際に当該コンテンツにアクセスが集中したという結果になったものです。このように、「近い将来、自社のターゲット層が検索するのではないか?」と予想できるコンテンツを先行的に発信しておけば、計画的に集客をしていくことが可能になるわけです。こういった社会現象的な問題については、問題になった後にコンテンツの制作を始めて発信しても出遅れてしまうだけですので、「発信したコンテンツが財産として蓄積する」というコンテンツSEOの特性を上手に使った好事例だと思います。

まとめ

今回は、現在SEO対策の主流となっているコンテンツSEOに関して「なぜ今コンテンツSEOがここまで流行しているのか?」またコンテンツSEOの具体的なメリットが何なのかについて解説してきました。

コンテンツSEOが必要だと言われるのは、現在の検索エンジンのアルゴリズムを考慮した場合、高品質なコンテンツを制作しなければ上位化が難しくなっているためで、「コンテンツの充実や作成が必要かどうか?」という問題以前に、webサイトでの集客をするには、コンテンツを充実させなければいけないわけです。一昔前であれば、サイトの構造やコンテンツの内容など無視しても、被リンクを増やしていくといった手法で上位化が目指せていたのですが、この方法だと上位に低品質なサイトばかりが表示され、検索ユーザーにとっては迷惑な状況にしかならないと考えられるようになったからです。

ただ、コンテンツSEOに取り組めば、この記事でご紹介したように、自社のターゲットが何を必要としてどんな検索をするのかが分かってきますので、それにぶつけるためのコンテンツを作ることで効率的な集客が可能になっていきます。つまり、サイトの流入者は、そのほとんどが見込み客と判断することができるようになるので、実はコストがかかっているように見えて、非常に費用対効果が良い施策になると考えられるのです。また、一度公開したコンテンツは、その後集客をし続けるわけですので、どんどん『ネット上の営業マン』が増殖していくとも考えられます。

注意が必要なのは、コンテンツSEOは、コンテンツの質が最も重要になるのは間違いないのですが、そもそもサイトの構造がSEOに適していない…となると、いくらコンテンツを作っても上位化されなくなってしまいます。まずは、サイトの構造診断などからスタートしなければいけませんので、コンテンツSEOに取り組んでみたいとお考えの方がいれば、お気軽にお問い合わせください。

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スタッフK

WEB業界15年以上
大小含めて15000以上のキーワードを得意のライティングでトップページに押し上げてきました。

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