SEO対策

SEO対策にありがちな間違い!やってしまうと逆効果になってしまう手法について

今の時代、どのような事業を行うにしても、インターネットを介した集客活動が必要不可欠になっています。実際に、一昔前のようなテレアポ営業などは一切せずに、ホームページからの問い合わせだけで業務が回っているという企業も珍しくないでしょう。

しかし、インターネットでの集客が重要になっている現在では、ホームページを作って公開しただけでは、同業他社の情報に埋もれてしまい、顧客対象者の目に触れることもなく、いつまでたっても問い合わせすら入らない…なんて状況になってしまいます。そのため、ホームページを制作する時には、合わせてSEO対策や広告運用など、検索ユーザーの目に触れる位置に自社のWebサイトが表示されるような対策を行うケースが増えています。

ただし、Webサイトを上位表示させるためにSEO対策を施す…と口で言うのは簡単なのですが、実際には、どのような施策を行えば自社のWebサイトが上位に表示されるのか分からないという方も多いです。そして、SEO対策に関してあまり詳しい知識を持っていない方の中には、インターネットで調べた情報をそのまま信じてしまい、間違った方法で対策を進めてしまっているケースも多いです。そして、間違ったSEO対策の中には、Webサイトの上位表示どころか、逆効果になってしまうような手法もあるのです。

そこでこの記事では、意外にやってしまいがちな施策の中でも、Webサイトの上位表示のために行ったのに、逆効果になってしまうSEO対策手法をいくつかご紹介しておきます。

間違ったSEO対策あれこれ

それでは、やってしまうと逆効果になるSEO対策手法について、代表的な手法をいくつかご紹介しておきましょう。そもそもSEO対策と言うのは、「Search Engine Optimization」の頭文字をとった略語で、日本語に訳すと検索エンジン最適化となります。具体的にどのようなものなのかと言うと、自社のWebサイトについて、Googleなどの検索エンジンが中身を理解しやすくなるように最適化することを指しています。

SEO対策を施すことで、Googleなどの検索エンジンの検索結果にて、自社のWebサイトをきちんとインデックスさせて露出を増やしたり、狙ったキーワードで上位表示させることで、自然検索によるWebサイトへの流入を増やすための施策となります。
ただ、SEO対策と言うのは、何でもかんでもやれば良いというものではなく、Googleなどのアルゴリズムに沿った対策を行わなければいけないのです。そして、Googleのアルゴリズムは、常に進化してきており、過去に有効だと言われていたSEO対策手法が、今では逆効果になってしまっているなんてことも珍しくないのです。

現在、間違ったSEO対策を行いペナルティを受けているWebサイトについては、アルゴリズムが進化しているという情報更新ができておらず、一昔前は有効だったという方法をいまだに採用しているというケースがほとんどだと思います。ここでは、現在でもよく見かける、間違ったSEO対策手法をいくつかご紹介しておきます。

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①対策キーワードは詰め込むほど良い

一つ目の間違った対策は、上位表示したい対策ワードについて、コンテンツの中に「キーワードを詰め込めるだけ詰め込む」と言うものです。SEO対策は、ユーザーが自然検索を行った時、自社のWebサイトを上位表示させ流入量を増やすというものですので、特定キーワードでの対策として、コンテンツの中にキーワードを使うという行為は当然重要です。

ただし、文章が不自然になるほど同じキーワードを盛り込むという対策は間違っています。一昔前は、コンテンツ内のキーワードの数は多いほど良いという仕組みがあったのですが、既にこの仕組みはなくなっています。それどころか、Googleでは、不自然な文章になるほど、キーワードを詰め込んでいる場合、スパム行為とみなすようになっており、せっかくSEO対策を施したのに、ペナルティを受け検索結果から削除されてしまう…ケースまであるのです。

過去には、背景の色を同じ文字カラーを指定して、ユーザーには見えないように隠しテキストとしてキーワードを詰め込むといった手法が良く採用されていましたが、このような方法は上位表示の助けになるようなことはなく、逆効果です。上手にキーワード対策をするためには、以下のような事を心がけてください。

正しい対策について

Webサイトでのキーワード対策については、各コンテンツ内で自然に使われるように心がけてください。例えば、紹介文であったり、あいさつ文の中に自然に使われている程度の頻度であれば、有効とされています。
コンテンツSEOでは、タイトルの中に自然な形でキーワードを含めるのが効果的です。タイトルの中に対策ワードが含まれていれば、検索エンジンはいち早くページの内容を理解することができるようになります。もちろん、タイトル文は、検索結果にも表示されることになるので、検索ユーザーからも「自分が探している情報があるのか?」を一目で判断するためのポイントにもなり、クリック率に関係してきます。

他には、コンテンツの内容に関しては、タイトル文の中に含めているキーワードに関連したものでないといけません。タイトルとキーワードが関連していれば、検索エンジンからの評価も高まり、効果的なSEO対策になるうえ、閲覧ユーザーからも高評価を受けられるようになるでしょう。コンテンツSEOのよくある失敗としては、「検索順位を上げる!」と言うことばかりを意識してしまい、内容が不自然になる…と言うパターンです。このような状況になると、いくら時間をかけても逆効果になりますので、ユーザーが見やすい、理解しやすい内容を心がけるようにしましょう。

②被リンクをたくさん増やす

一昔前までは、「被リンク数をとにかく増やす」と言うのがSEO対策の最も重要な要素とみなされていました。被リンクは、他のWebサイトから上位表示したいWebサイトに向けたリンクのことを指しており、被リンクが多いサイトは「それだけ他のWebサイトから評価されている」と検索エンジンに判断され、上位表示されていたのです。実際に、被リンク数がSEO対策上、最も重視されていたころは、SEO対策業者にお金を支払って大量のリンクを購入するという行為が当たり前のように行われていました。

そして、このような「とにかく被リンクが重要!」といったSEO対策手法について、現在でも行っている方がいます。しかし、今どきのSEO対策事情で言えば、被リンクが大切な要素になるのは間違いない事実ですが、不自然に大量に設置されたリンクに関しては逆効果になってしまう可能性が高いのです。実際に、Googleのアルゴリズムが大幅に変わった時には、不自然なリンクが大量設置されているWebサイトが一斉に順位が下がり、SEO対策業界が大騒ぎになったという事件もあるのです。現在では、不自然なリンクが大量に増えているというサイトは、スパム扱いを受け、検索結果に表示されなくなると考えておきましょう。ちなみに、このような状況でも、「被リンクによるSEO対策を行いませんか?」と言った営業を行っている悪質なSEO対策業者も存在するようですので、その辺りは注意しておきましょう。

全ての被リンクがNGな訳ではない

注意しておきたいのは、検索エンジンからペナルティを受けてしまうのは「不自然な被リンクの大量設置」であり、被リンクされているということそのものが悪なのではありません。それどころか、自然な形でリンクされるということは、現在でもSEO対策上、非常に強力な効果がありますので、自然な形で被リンクが増えていくような対策は大切だと考えておきましょう。

「自然なリンクとは?」と疑問に感じる方も多いと思うのですが、これはコンテンツSEOなどを行う際に、ユーザーにとって有益なコンテンツをしっかりと作成し、それがSNSなどでシェアされるといったものや、他社のWebサイトなどからコンテンツの一部分が引用として使用されリンクが発生するなどと言う状況です。こういったリンクは、質の高いリンクと評価され、SEO対策的にも非常に効果的です。

③有料ディレクトリサービスに登録すれば上位化されるはウソ

有料ディレクトリへの登録は、現在でもSEO対策に効果があると考えている方は意外に多いです。しかし、この考えは間違っており、現在では、良くて「何の効果もない」となり、最悪の場合「ペナルティを受けてしまう可能性が高い」という答えになります。

上述しているように、現在のSEO対策事情では、不自然な大量のリンクの設置はスパムとみなされてしまいます。さらに、Googleのガイドラインなどでも、「有料リンクの購入」は明確に違反行為だと記載されており、SEO対策として効果があるどころが、ペナルティを受ける可能性しかないという状況なのです。

それでは、有料ディレクトリへの登録についてはどうなのでしょうか?一見すると、「お金を支払ってリンクを購入している」ように見えますが、ここはディレクトリサービス側が上手い具合に言い訳を作って現在でも効果があるように見せかけています。具体的には、有料ディレクトリへの登録に関しては、「リンクを購入する」と言う名目ではなく、ディレクトリ側が「登録の審査」を名目に費用をとっているのです。つまり、直接的にリンクを購入するという行為ではないので、ペナルティを受けることもなく、SEO対策の効果が得られるという話ですね。

確かに、一昔前までであれば、中小規模のポータルサイトなどでも、そこにリンクを貼ってもらうという行為はSEO上の効果がそれなりにありました。しかし、その登録料を目的にする意味のないポータルサイトが激増したことから、Googleがディレクトリサービスに警告を出したことがありますので、現在では中小規模のディレクトリサービスへの登録は何の価値もないと考えておいた方が良いでしょう。
例えば、「Yahoo!カテゴリ」など、大手ディレクトリであれば、登録の審査もそれなりに厳しいのでGoogleからの信頼も多少なりとはあるとは思います。しかし、それでもマイナスな効果はないものの、大幅なプラス効果もないのではないかと言う程度ですので、費用をかけてまで登録する必要はないでしょう。そもそも「”審査料”だからスパムではないのか?」という点も曖昧ですし、Googleなどの検索エンジンが被リンクの購入と審査料を同じ扱いにしないとも限りません。

④低品質なコンテンツを大量に作る

コンテンツSEOが、SEO対策の主役のような状態になっている昨今では、「とにかく大量のコンテンツを作り続けることが大切!」と考えてしまう方が多くなっています。これは、SEO対策業者側が、「今のSEO対策は、とにかくコンテンツが大事なんです!」と大げさに説明しているのも要因の一つになっていることでしょう。そして、間違ったSEO対策となっているのが、「とにかく更新しなければならない」と考えてしまい、低品質なコンテンツでも量産すればSEOに効果があると考えて突き進んでしまうパターンです。

過去には、検索上位を目的に、内容の薄いコンテンツページをひたすら量産し、被リンク用のサイトとして活用するなんて手法もありましたが、現在の検索エンジンでは、このような量産を目的にした低品質なコンテンツページが評価を受けるようなことはありません。

コンテンツSEOとは、単にコンテンツ記事を作り続ける対策のことを指しているのではなく、顧客対象とするユーザーを明確に定め、そのユーザーにとって有益になる高品質なコンテンツをきちんと作っていく対策を指しているのです。悪質なSEO対策業者の中には、「大量のコンテンツを作るのが大事」などと説明し、低品質なコンテンツを安い費用でライターに書かせるだけの対策で、数十万円から数百万円を請求するような業者もあるので注意しましょう。

まとめ

今回は、インターネットを利用した集客を行う場合、非常に重要な要素となるWebサイトのSEO対策について、やってしまうと逆効果になるSEO対策手法の代表例をご紹介してきました。この記事でご紹介した手法について、SEO対策業者などから勧められて、実際に行っているという企業様がいれば、今すぐにその施策は中断したほうが良いでしょう。

SEO対策は、「これを行えば必ず上位に表示される!」と言った明確な正解をGoogleなどの検索エンジンが公表していないので、ある程度は手探り状態で対策を施さなければいけません。ただ、「○○を行った場合ペナルティを与える」と言ったNG行為についてはいろいろな場所で情報を公開してくれていますので、そういった手段は絶対に使わないようにしなければいけません。
この記事でご紹介している手法については、現在、ほとんどのSEO対策業者はオススメしない方法ですので、ほぼ間違いなく効果があるのではなく、逆効果を受けてしまうと思っておきましょう。Googleでは、「ユーザーにとって有益かどうか?」を最も重視するようになっていますので、時間がかかったとしても、コツコツと質の高いコンテンツを制作することが何よりも重要な対策になります。

間違ったSEO対策を行い、Googleからペナルティを受けてしまうと、再度上位化していくためには非常に苦労しますので、危ない橋は絶対に渡らないようにしましょう。

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スタッフK

WEB業界15年以上
大小含めて15000以上のキーワードを得意のライティングでトップページに押し上げてきました。

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