SEO対策

SEO対策の内部対策ってなんだ?内部対策の基本と今からでも確認しておきたいポイント

今の時代、企業が集客のためにWebサイトを制作するのであれば、SEO対策が必要不可欠になっています。企業にとって、Webサイトと言うものは、もはやあって当たり前という認識になっており、ユーザーが何らかの目的で検索した際には、同業他社のWebサイトよりも上位に表示されることで、自社の認知度を上げなければならない時代なのです。それでは、いざSEO対策に取り組もうと思った場合、何を行っていけば良いのでしょうか?

現在では、Googleなどの検索エンジンが非常に賢くなっていることから、一昔前のようにWebサイトの内容を無視してでもとにかく被リンクを増やしていくといった手段は使えなくなっています。そこで近年では、高品質なコンテンツを継続的に公開していくとともに、Webサイトの内部対策や外部対策を徹底的に行っていかないといけないと言われているのです。ただ、このようなSEO対策については、以下のような疑問を持つ方が多いようです。

「内部対策が重要って聞くけど、そもそも内部対策って何をすれば良いの?」
「内部対策の重要性が良く分からないから、コストをかけたくない」
「内部対策と外部対策は何が違うの?」

コンテンツSEOが重要視されている現在では、「とにかくコンテンツを頻繁に公開することが重要!」と考えてしまう方が多いのですが、いくらコンテンツを制作し公開し続けたとしても、Webサイトそのものの内部対策を放置してしまうと、上位表示されることはないと考えた方が良いです。つまり、SEO対策上の内部対策については、Webサイトの上位表示を目指す限り、必ず理解しておかなければならないポイントでもあるのです。
そこでこの記事では、SEO対策業界でよく見かける『内部対策』について、これがどういったもなのか、また具体的にどのようなポイントを確認しておけば良いのかについて解説していきます。

SEO対策でよく耳にする『内部対策』とは?

それではまず、SEO対策を行う上で、必ず行わなければならないとされる『内部対策』について、これが他の対策と何が違うのか、どういった目的で行うものなのかについて解説していきましょう。「SEO対策で効果を出すには内部対策が必要!」などと言われても、その重要性が理解できていなければ、どうしても力が入らない…なんて方も多い事でしょう。ここではまず、内部対策の基礎的な部分を簡単に解説しておきます。

内部対策と外部対策はどこに違いが?

現在のSEO対策を考えた場合、Webサイトの上位表示のために行われる施策は、主に以下の3種類になると考えてください。

  • ・コンテンツSEO・・・高品質なコンテンツを作ること
  • ・内部対策・・・サイトの内部を整備すること
  • ・外部対策・・・被リンクやサイテーションの獲得など、外部からの評価を受けること

現在のSEO対策は、上記のような要素が関係しており、内部対策もそのうちの一つと言った感じなのです。

もう少しわかりやすく解説すると、Webサイトを家に見立てると、内部対策は、しっかりした家(Webサイト)の骨組みを造る事や、しっかりした家(Webサイト)の骨組みにリフォーム(耐震補強のような感じ)する作業のことを指しています。要は、Webサイトが検索エンジンから高評価されるための土台やインフラを整備することを内部対策と言うのです。具体的には、Webサイト内部のテキストや画像、HTMLタグやリンクなど、全ての要素を検索アルゴリズムに適した状態に改善することがSEO対策上の内部対策となります。

一方、内部対策と混同されがちな外部対策については、自社のWebサイトそのものを改善するのではなく、他のサイトやSNSなど外部から評価してもらう対策を指しています。具体的には、質の高い被リンクを増やすことやサイテーションを獲得するといった施策になります。簡単に言うと、被リンクやサイテーションを多く獲得しているということは、「多くの人から高い評価を受けている」と受け取れるので、検索エンジンが相対的にサイトの評価を上げてくれ、上位化しやすくなるといった感じです。

ちなみに、SEO対策で重要となる、内部対策や外部対策、コンテンツSEOに関しては、それぞれ全く違う手法となるため、作業する人に求められるスキルなども異なります。例えば、内部対策については、HTMLやPHPなど、Webサイト制作に関する専門知識が必要になりますので、エンジニアの領域に近くなります。コンテンツSEOについては、質の高いコンテンツを作るわけですの、ライターや編集能力、外部対策はSNSでの展開が重要となるいので広報の要素が強くなります。

何のために内部対策をすべきなのか?

前項の通り、内部対策はWebサイトそのものを「SEOに適した形にする」ことを指しています。それでは、このような作業は、何の目的で行われているのでしょうか?実は、内部対策は、主に以下の3つの目的のために行われます。

  • ・Webサイト、ページの内容を検索エンジンに正しく伝えるため(タイトルや見出し構造など)
  • ・検索エンジンのクロールを促すため(内部リンクの整備、サイトマップの作成など)
  • ・ユーザビリティを担保するため(サイトの高速化、モバイルフレンドリーなど)

内部対策の大きな目的は上記の3つとなります。例えば、Webサイト内にたくさんのコンテンツを投稿していたとしても、クローラーがきちんと巡回してくれなければ、上位表示どころかインデックスされる事もできません。せっかく作成したコンテンツであれば、出来るだけ早くインデックスしてほしいはずですので、サイトの構造を整えて巡回を促すのです。さらに、実際にクローラーが巡回する段階では、ページの内容を正しく理解してもらうために内部構造を整えておく必要があります。これは、クローラビリティを向上させる対策などと言われるのですが、要は検索エンジンのロボットは、人間と同じように画像と文字の内容を見ただけで理解するわけではないため、内容を正しく理解できるように、そのお手伝いとしてタイトルや見出しを整えておくわけです。
3つ目の目的に関しては、ユーザーが実際にサイトを訪れた時、ストレスを感じることなく閲覧できるようにするという目的です。現在では、Webサイトに訪問するユーザーはパソコンを介してだけでなく、スマホやタブレット端末を使用している場合の方が多くなっています。そのため、どのような端末で閲覧されたとしても、ユーザーがストレスを感じないような状況を作っておく必要があるのです。Googleなどの検索エンジンは、「ユーザーの利便性の高さ」を重視していますので、ユーザビリティを改善することは、SEO的にも好影響が得られるのです。

なぜ内部対策が必要なのか?
それでは、現在のSEO対策を考えた場合、これほどまでに内部対策が重要とされているのはなぜなのでしょうか?実は、これについては、検索エンジン側の技術が飛躍的に向上しており、Webサイトの評価をより正しく行えるようになっているからなのです。一昔前までのSEO対策では、Webサイトの質など関係なく、とにかくに被リンク数が多ければ上位に表示されていたのですが、ユーザーが求める情報が表示されなくなるという問題が起きてしまいました。そこで、Googleなどがこのような状況を改善するため、検索アルゴリズムを大幅に変更し、現在ではWebサイトの質に検索順位が大きく左右されるようになっています。
そのため、質の高いコンテンツをいくら投稿し続けたとしても、サイトそのものが整理されていなければ、検索エンジンに評価されることが無く、上位に表示されない状況になっているのです。なお、内部対策が行えていない状態で次々にコンテンツを増やすと、逆にサイト内の交通整理ができていない状況になり、検索エンジンから評価されなくなります。つまり、ページ数が自然と増えていくコンテンツSEOを行う場合、内部対策の重要性も増すと考えておきましょう。

具体的な対策について

SEO対策における内部対策の基本がわかったところで、具体的に何を行っていけば良いのかについてもご紹介していきましょう。内部対策については、HTML言語に関する知識がある程度必要など、エンジニアの領域に近い対策になるのですが、細かく見ていくとそこまで複雑な対策ではありません。
特に、社内人員でコンテンツの制作を行っているという企業であれば、コンテンツの制作時に注意しておかなければならないポイントがたくさんあるので、ここでは皆さんもおさえておくべき内部対策のポイントをご紹介していきます。

ページタイトル(h1タグ)の使い方に注意する

上述したように、検索エンジンのロボットは、ページを見ただけでその内容を人間と同じように理解できるわけではありません。したがって、内部対策として、ロボットが理解しやすくなるようなサポートをしてあげる必要があるわけです。

一つ目のポイントとしては、各コンテンツの内容をGoogle側に知らせるため非常に重要になる『ページタイトル(h1タグ)』についてです。ページタイトルは、そのコンテンツの内容を簡潔に紹介するためのものですので、タイトルには『対策キーワード』を含めるということが非常に重要になります。このページで言えば「SEO対策内部対策ってなんだ?内部対策の基本と今からでも確認しておきたいポイント」となっており、SEO対策と内部対策について説明する記事ですので、それが一目でわかるように、ページタイトルに含めているわけです。

近年では、検索エンジンのロボットが非常に賢くなっており、コンテンツの内容を正しく理解できるようになっていることから、キーワードなどを設定しなくても上位表示するケースもあります。しかし、SEO対策上、キーワードの指標が全く関係なくなったわけではないので、タイトルには対策キーワードを必ず入れるようにしましょう。これは、検索エンジンへの対策になるのはもちろん、検索ユーザーが検索結果から自分が探している情報なのかを一目で判断できるようになるので、クリック率にも関係してきます。なお、ページタイトルの作り方は、以下のポイントに注意しておきましょう。

ポイント

  • ・対策キーワードを早めに使う
  • ・タイトルは、可能な限り32文字以内におさめる
  • ・対策ワードが複数ある場合、近接させる

「meta description」の設定

次は、メタ ディスクリプションの設定についてです。これは、Webページの概要をHTMLで記述したタグのことで、「スニペット」とも呼ばれます。メタ ディスクリプションは、ユーザーおよび検索エンジンにぺージの概要を伝えるという役割があるのですが、実際のページには表示されませんので、軽視してしまっている方が多いです。

ただ、Google側は、以下のように解説しており、ユーザビリティ向上のためにもメタ ディスクリプションの設定を推奨しています。

メタ ディスクリプションは、ユーザーが見るページには表示されないため放置されがちですが、質の高い説明は Google の検索結果に表示されることがあり、検索トラフィックの質と量の改善に大いに役立つ可能性があります。
引用:Google検索セントラル

「meta description」の設定は、ページ内容をユーザーに伝えてクリック率を向上させるというメリットがあるだけでなく、検索エンジンに正しくページの内容を理解してもらうことから、SEO的にも効果的と言うメリットがあります。

見出しタグ(h1~6)の構造を整理

見出しタグとは、<h1>や<h2>、<h3>など、HTMLでの「hタグ」のことを指しています。この見出しタグに関しては、ページの装飾を目的として設定していると考える方もいるのですが、これは文章構造を読者と検索エンジンにわかりやすく伝えるためのもので、きちんと使い分けていかなければならないものなのです。見出し構造がきちんと整理されていれば、検索エンジンのクローラーが巡回した際、ページ内にどのような内容が書かれているのかを適切に理解できるようになります。

なお、見出しタグに関して、「h1⇒h2⇒h3」と言った感じで、数字が若い順から使用するのが鉄則です。この数字の違いで、ページ内の階層構造をクローラーが理解するので、hタグを正しく設置する事はGoogleも推奨しています。

見出しタグを使用して重要なテキストを強調する
わかりやすい見出しを使用して重要なトピックを示すと、コンテンツの階層構造が作成され、ユーザーがドキュメント内を移動しやすくなります。
引用:Google検索セントラル

ページ内の見出し設定については、単なる装飾や強調のために設定するのではなく、ユーザーや検索エンジンがページの内容を理解しやすくなるような構造にすることを心がけてください。

画像のaltタグ設定

この辺りになってくると、Webサイト制作に関してそれなりの知識を持っていなければ、何のことか全くわからない…と言った感じかもしれませんね。

altタグは、日本語で代替テキストなどと呼ばれるのですが、画像にこのaltタグをきちんと設定するという対策となります。要は、altタグの設定を行うことで、その画像が何なのかを説明することができ、クローラーはaltタグによって何の画像かを判断しているわけです。ユーザー側には画像として見えている部分に関しては、以下のようなHTMLが記載されています。

『<img src=”image.jpg” alt=”画像の内容” />』

上記の太字部分がaltタグであり、ここに「何の画像なのか?」がわかるように設定しておきましょう…ということです。このaltタグに関しては、何も設定していない方が多いのですが、可能な限り設定していくのがオススメです。ページ内に設定する画像ですので、コンテンツに何らかの関係がある画像を設置するはずです。したがって、その画像の説明をきちんと設定しておくことがSEO対策にも好影響を与えるのです。ちなみに、SEO対策を考えた時、画像に関して押さえておきたいポイントとして、以下のような事も頭に入れておきましょう。

ポイント

  • ・可能な限りオリジナル画像を使う(オリジナルが無い場合、有料画像を)
  • ・近くのテキストに関連する画像を使用する
  • ・画像の内容に関連する名前を付ける
  • ・標準的な画像形式を使用する

XMLサイトマップを作成する

XMLサイトマップとは、Webサイト内の構造やコンテンツについて、検索エンジンに可能な限り早く、的確に理解してもらうためのファイルと考えてください。検索結果に、自分のサイトが表示されるためには、まずインデックスされなければならないのですが、そのために検索エンジンのクローラーが、個別のページを一つずつ確認して理解しているとなると、インデックスまでに膨大な時間がかかってしまうことでしょう。したがって、Webサイトを早く理解してもらうために、サイトの構造をひとまとめにしたファイルを作っておくという対策です。XMLサイトマップがあることで、クローラーがサイト全体を理解することを助けることができます。

なお、ワードプレスが採用されているWebサイトであれば、プラグインを利用することで、更新のたびに自動でXMLサイトマップを作成してもらうことも可能です。XMLサイトマップは、ページ数が非常に多いWebサイトや内部リンクなどが設定されていないため構造が複雑になっているWebサイト、外部リンクが少ないWebサイトなどのSEO対策に非常に効果的と言われています。

内部リンクを最適化

これは、SEO対策を外部業者に依頼した場合、真っ先に指摘されるポイントだと思います。内部リンクは、Webサイト内で、関連するページ同士をきちんと繋げていくリンクのことを指しています。ちなみに、他のWebサイトの飛んでいくリンクは外部リンクなどと呼ばれており、これと内部リンクは全く別物となります。

具体的な内部リンク対策の方法についても簡単に解説しておきましょう。コンテンツSEOが重視される現在では、「とにかく新しいコンテンツをUPする」ことが重視されるのですが、過去に公開したコンテンツなどと、内部リンクの最適化をせずにコンテンツだけをUPし続けているケースがよく見られます。しかし、内部リンクの設定を無視してしまうと、以下のようなデメリットが存在するのです。

  • ・ページが増え、サイト構造が複雑になるので、クローラーが巡回しにくくなる
  • ・関連性が高いコンテンツをつなげれば評価が高くなるのに、そのメリットを得られない
  • ・関連リンクがあれば、ユーザーがサイト内を回遊しやすくなる。内部リンクが無いと直帰率が高まってしまう

このように、せっかくコストをかけてコンテンツSEO対策に力を入れていたとしても、本来得られているはずのメリットを享受できなくなってしまうのです。したがって、そのような事態に陥らないため、以下のような対策を行い、内部リンクを最適化していきましょう。

  • ・パンくずリストの設置
  • ・サイドナビやフッターリンクの設置
  • ・関連性の高いコンテンツがある場合、本文中に関連記事などとしてリンクを設置

コンテンツSEOにおいては、関連するページは内部リンクで繋げていくということが非常に重要です。検索エンジンのクローラーは、リンクでつながっているページをドンドン巡回していくことになるので、関連性の高いページを適切につなげていくことで、両方のページの評価が高まると期待できます。また、ページを閲覧するユーザーもサイト内を回遊しやすくなるので、ユーザビリティが高まり、サイト全体の評価も高めてくれます。

注意が必要なのは「内部リンクの設置が大切」と言う表面的な情報だけを仕入れて、何でもかんでも内部リンクさせてしまう方がいるのですが、これはNGです。関連性が低いページ同士をつなげたとしても、ユーザーはリンク先ですぐに離脱してしまうことになるので、SEO的に逆効果に働いてしまう恐れまであります。

パンくずリストの設置

パンくずリスト

「パンくずリスト」とは、上図の赤枠部分のような物で、簡単に言うと、Webサイトを閲覧しているユーザーが「今現在どのページにいるのか?」を表しているものです。ちなみに、「パンくずリスト」と言う名称は、グリム童話の『ヘンゼルとグレーテル』の話の中で、森の中で迷子にならないようにパンくずを置いていくというエピソードからとっています。

パンくずリストを設置するメリットについては、ユーザー自身がどのページを見ているのかがわかるうえ、関連ページに移動しやすくなるというのが一つあります。さらに、パンくずリストがあることで、適切な内部リンクが設定されていきますので、クローラーがサイト内を巡回しやすくなり、構造の理解が早くなるというメリットも得られます。つまり、パンくずリストは、ユーザビリティ・クローラビリティ両方に良い影響を与えてくれるため、Webサイトの内部対策としては非常に重要な要素となります。パンくずリストを設置する際には、以下の3つのポイントを意識しておきましょう。

ポイント

  • ・パンくずリストの階層を簡潔にする
  • ・パンくずリストの階層(カテゴリ区分)は適切にする
  • ・パンくずリストにリンクを設置する

ワードプレスでパンくずリストをプラグインなしで作成する

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ワードプレスでパンくずリストをプラグインなしで作成する

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SSL設定を行う

近年では、多くのWebサイトがSSL化を完了していますが、いまだにSSL対応がなされていないサイトも少なくありません。簡単に言うと、WebサイトのURLの始まりが「http:」⇒「https:」にするというものです。この対応が完了すれば、ブラウザのURLを記入する欄の左端に鍵マークがつくようになります。

このSSL対応がなされていない場合、個人情報やデータなどが盗まれてしまうリスクがあるということから、Googleでは、SSLに対応していないサイトは、検索評価を下げるとしています。実際に、2017年1月には「httpsに暗号化されていないサイトには警告を表示する」とアナウンスしていることから、SEO対策の面からみると明らかなデメリットになると考えなければいけません。
なお、SSL化に関しては、サーバー上の手続きなどが必要になるので、Webに関する知識が全くない…と言う方には設定が難しいと思います。したがって、この辺りは専門業者に依頼して設定してもらいましょう。

URLを正規化

「URLを正規化」は、複数あるURLを一つのURLに統一する内部対策を指しています。これだけを聞くと、いまいち意味が分からない…と言う方もいると思いますが、何の対策もしていなければ、Web上では、異なるURLなのに同じページを開いてしまうというケースがあるのです。分かりやすく言うと、以下のようなURLです。

  • ・http://nutex.jp/
  • ・https://nutex.jp/
  • ・https://www.nutex.jp/
  • ・https://www.nutex.jp/index.html

上記のURLは、全てこのサイトのTOPページを指しているのですが、正規化していなければ、それぞれのURLに評価が分散されてしまい、SEO的に不利な状態になってしまう訳です。そのため、重複するページについては、代表となるURLを決めるという対策を行うのですが、これがURLの正規化と呼ばれます。ちなみに、URLの正規化については、Googleからも以下のように推奨されています。

ドキュメントに到達する URL のバージョンを 1 つにする
ユーザーによってリンクする URL のバージョンが異なることがないように(その場合、同じコンテンツに対する評価が URL によって分かれる可能性があります)、ページの構造と内部リンクで 1 つの URL を使用し、参照するように注意します。
引用:Google検索セントラル

robots.txtの設定

これは、SEO対策の中でも、特定のキーワードやページを強くするのではなく、サイトの評価を下げないための対策と考えてください。robots.txtは、検索エンジンのロボットに対して、こちら側が指定したページなどをクロールしないように制御するためのファイルとなります。なぜこのようなファイルが必要なのかと言うと、Webサイトのページの中には、カテゴリー一覧のように、重複コンテンツとみなされてしまう危険があるページがあったり、リンク切れになってしまっているページがあったりします。そのような中身のないページをクロールされてしまうと、Webサイト全体の評価が下がってしまう危険があるため、あらかじめクロールをブロックするのです。

なお、ブロックすべきページは以下のようなページです。

  • ・リンク切れのページ
  • ・ユーザーにとって価値のない低品質なページ
  • ・重複コンテンツとみなされる恐れがあるページ
  • ・広告出稿ページ

robots.txtファイルの作成方法については、検索セントラルで詳しく解説されていますので、ぜひ以下のページを確認しておきましょう。

> robots.txt ファイルを作成する

ページの表示速度を高速化

SEO対策においては、ページの表示速度も重要な要素になります。ある調査によると、ユーザーが何らかのページに到達した際に、そのページにアクセスして表示までに3秒以上かかってしまうと、40%のユーザーは離脱してしまうという調査結果があります。要は、ページの表示速度の遅さがユーザーにストレスを与えてしまうという調査結果になっています。そして、Googleなどの検索エンジンは、コンテンツの質を重視しているだけでなく、ユーザーの利便性も非常に大切な要素とみなしています。そのため、「ユーザーが離脱してしまう原因」となるような表示速度の遅さに関しては、SEO上のマイナス評価とみなすのです。

なお、サイト内のページで、表示速度などに問題があるとみなされたページがある場合、Google Search Consoleの「ウェブに関する主な指標」で確認することができます。ウェブに関する主な指標にて、「不良」「改善が必要」に該当しているページがあれば、何らかの対処が必要と言う意味ですので、その問題を解消しましょう。
ちなみに、ページの表示速度に関しては、コンテンツ内に設定している画像サイズや容量が大きすぎるという理由で遅くなるケースが多いです。例えば、ユーザビリティを高めるため、画像を多く設置しすぎて表示速度が遅くなってしまう…と言うケースや、スマホで撮影した画像をそのまま設置してしまうといった理由が多いです。一般的に、表示速度に悪影響が生じないようにするには、画像1枚あたりの容量を100〜200KBに抑えることを意識しなければならないとされています。なお、以下のようなサービスを利用すれば、画像の容量を圧縮することが出来ますので、容量が大きな画像を使用したい場合は使ってみてください。

> 画像圧縮サイト『tinyjpg』

まとめ

今回は、SEO対策の中でも、重要な要素となる『内部対策』がどのようなもの何かについて解説してきました。

近年では、Webサイトの上位表示対策の一つとして、継続的に高品質なコンテンツを作り、UPしていくというコンテンツSEOが注目されるようになっています。コンテンツSEOと呼ばれる手法に関しては、手間や時間はかかるものの、社内人員のみで行えなくもない対策であることから、実際に外注することなく、自社で対策を進めているという企業様も多いのではないでしょうか?
しかし、コンテンツSEOに関しては、SEO対策全体でみると、「上位表示のための一つの要素」でしかないことから、コンテンツを作り続けてもなかなか思うような成果が得られない…と悩んでしまう企業が多いのです。このような時には、「頑張ってコンテンツを作っていたのに…、コンテンツの公開なんて意味がないのだ!」と考えてしまう方がいるのですが、実は、このようなケースではコンテンツの質など関係なく、上位表示されるための土台が整っていないのが原因かもしれないのです。

今の時代、どのような業種のWebサイトでも、インターネットからの集客を検討した時には、高品質なコンテンツを作らなければいけないことは理解しています。つまり、同業他社のコンテンツに打ち勝つためには、コンテンツの質だけでなく、土台となるWebサイトそのものの評価が非常に重要なのです。実際に、我々のような専門業者にSEO対策を依頼した場合、コンテンツの制作を始める前に、Webサイトそのものが、上位表示されるような構造になっているのかのチェックからスタートします。そして、この記事内でご紹介したような内部対策が行われていないのであれば、サイトそのものの改修からスタートし、その後コンテンツの投稿に移行していくといった流れになるのです。

つまり、今までコンテンツを頑張って投稿し続けたのに、思うような成果が出なかった…と言う企業様の中には、コンテンツを投稿する以前の問題で上位化できなかった…なんてケースも少なくないのです。やりまっせでは、コンテンツ制作代行はもちろん、サイト内にある問題の改善から行っていきますので、今まで社内人員でのSEOで効果が出せなかった…とお悩みの方はお気軽にお問い合わせください。

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大小含めて15000以上のキーワードを得意のライティングでトップページに押し上げてきました。

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