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リーフォーム会社がWeb集客を成功させるためのポイントについて!

オンライン化が進む近年は、どのような業界でもホームページなどを活用したWeb集客が、企業の売り上げを左右する重要な要素になってきています。現在では、何らかの事業を開業する時には、事務所の開設に合わせて集客のためのホームページを作成するのが当たり前になっていますよね。

特に、新築住宅の販売やリフォーム事業を生業としている工務店さんなどに関しては、Web集客の活用が企業としての成功を左右するような時代になっています。これは、従来、こういった業界で非常に効果的だと言われていたポスティングや訪問販売と言う営業手法の効果がかなり薄くなってきているのが大きな要因です。現在では、家を建てたい・リフォームしたいなどと言う要望がある方は、まずインターネット検索を利用して情報収集するようになっていますので、そこに自社の情報が登場しなければお客様の候補にすらのぼらない…と言う状況になっているのです。

ただ、ホームページを活用した集客が重要と言われても、ほとんどの企業はホームページを作成しているのに、集客できている企業と出来ていない企業に分かれてしまっています。この記事を読んでいる方の中にも、「ホームページを作成したのに、なかなか成果が出ない…」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか?当然のことながら、今の時代、ライバル企業もWeb集客に力を入れるようになっているわけですので、単にホームページを作っただけで集客ができるとは考えない方が良いです。

そこでこの記事では、リフォーム会社などが、ホームページを活用してWeb集客を成功させるためのポイントをご紹介していきます。

リフォーム会社がWeb集客に力を入れるメリット

それではまず、住宅リフォームなどを生業とする工務店さんが、ホームページなどを活用したWeb集客に注力することで得られるメリットを簡単に解説しておきます。リフォーム会社などのホームページ集客には、主に以下のようなメリットが考えられます。

効果薄になったオフライン集客(ポスティングなど)の代わりになる

現在でも全くなくなったわけではないのですが、ポスティングや新聞折り込みなど、チラシを用いたオフライン集客は一昔前と比較すると、その効果が激減していると言われています。スマホやタブレットなどが普及した現在、どこにいてもインターネットに接続することが可能ですので、情報収集の必要性が生じた時には、『紙ではなくWebを用いる』と言う流れが主流になっています。こういったことから、チラシを始めとしたオフライン集客の効果がだんだんと薄れてしまい、世の中全体の流れとしてWebを活用したオンライン集客へシフトしていっているわけです。

このような状況は、以下のような事も後押ししていると考えられます。

  • ・スマホが広く普及したことにより、掲載情報に限界があるチラシではなく、ユーザー自身が自らの考えで情報収集するようになった
  • ・インターネットの普及により訪問販売や電話営業の悪い情報が広まり、多くの人が敬遠するようになった。また共働き家庭が増加したことで、留守が多くなり、足を使った営業は人件費との兼ね合いから費用対効果が悪いと考えられるようになった
  • ・ユーザー側について「企業からの一方的な宣伝(プッシュ型)」よりも「自分で必要な情報を探す」と言うように、意識変化が起きた

このように、ユーザー側の意識の変化により、従来型のオフライン集客が徐々に効果が薄れてきたというのが非常に大きな要因になっています。さらに2020年からは、新型コロナウイルス問題が発生し、人との接触を減らさなければならない状況に陥ってしまったことで、各企業が一気に営業活動のオンライン化を進めたというのも要因の一つかもしれませんね。

特に、ポスティングチラシなどに関しては、自分の意志とは関係なく目に入る広告を嫌がる人が増えていることから、集客効果が薄れるといった問題ではなく「企業イメージのダウンにつながる…」などと言うリスクまで生じてしまうようになっているのです。こういった時代背景もあり、ここ数年の間で、一気にオフライン集客が衰退してしまい、ユーザーの意思で自社を見つけてもらうという、インバウンドマーケティングが重要視されるようになったのです。
そして、ユーザーの情報収集の最終到達点となるホームページを充実させることが非常に大切だと考えられるようになり、各企業がホームページ戦略にコストをかけるようになっているわけですね。

より広範囲のターゲットを集客できる

今までチラシなどのオフライン集客をメインとしていた企業であれば、ホームページを活用したWeb集客を開始することで、これまでターゲットとすることができなかった顧客にまで情報を届けることができるようになります。

なぜなら、ホームページは、世界中どこにいてもアクセスすることができるようになるので、閲覧するユーザーが住んでいる場所などは問わないからです。ポスティング営業の場合、広範囲に情報を届けるためには、多額の印刷コストやポスティング費用がかかってしまうことになりますので、ある程度限定された地域にのみ情報を届けるという手法が一般的です。
しかしWeb集客を開始すれば、これまで自社の情報が届かなかった層にまで簡単に情報を届けることができるようになり、ビジネスチャンスが一気に拡大するわけです。

たまに「インターネットで検索するのは若い人だけでしょ!」と言ったイメージを持っている方もいるのですが、今や60代以上の方でも普通にスマートフォンを利用し、ネット検索を行う時代になっています。そのため、家を建てたいという20~30代の層は当然として、リフォームを必要とする40~50代の層に関しても、Web集客が非常に効果的になるのです。

ホームページを活用したWeb集客は、今までよりも多くのユーザーに情報を届けることができ、さらにオフライン集客の時とは違うターゲット層にもリーチが届く点が非常に大きなメリットになります。

コストを抑えることが可能

3つ目のメリットは、コストを抑えて集客が可能だという点です。ホームページを活用したWeb集客については、コンテンツSEOなどに力を入れる必要があるため、各種対策を含めたホームページの維持管理費が高額になってしまうというイメージが強いかもしれません。しかし、それでも従来のオフライン集客と比較した場合、ホームページを活用したオンライン集客の方が圧倒的にコスト安に収まります。

例えば、チラシをポスティングするといった従来の集客方法を考えてみましょう。この場合、配布するためのチラシのデザインや印刷にコストがかかってしまいますし、さらにポスティングのための人件費が加算されます。当然、配布エリアを拡大していけば、チラシの枚数もポスティングスタッフも増やさなければならないため、多くの人に情報を届けようと思えば、莫大な費用がかかってしまう訳です。さらに、ポスティングされたチラシに関しては、「ポストから取り出した時に興味が無い」と思われてしまうと、そのまま家に持ち帰られることもなく捨てられてしまいます。つまり、ユーザーの興味がわくまでは何度も同じ費用をかけてチラシを配る必要があるわけです。

一方、ホームページを活用した場合はどうでしょうか?ホームページを作成する時にかかるコストは、チラシの印刷より確実に高くなるはずですが、一度作成してしまえば、数年間は大幅なデザイン変更などを必要とせず、24時間、365日集客活動を行ってくれます。さらに、コンテンツSEOなどを目的に作成したコンテンツに関しても、時代に合わせてリライトしなければならないケースもありますが、ほとんどの場合、コンテンツの公開後、数年間は勝手に集客してくれるようになります。

つまり、ホームページを活用したWeb集客の場合、コンテンツの追加やサーバーなどの維持・管理コストが毎月かかるものの、何度もチラシを印刷し、狭い範囲に配布する従来型のオフライン集客と比較すれば、圧倒的にコスト安なのです。もちろん、飛び込み営業をメインとする営業手法と比較しても、圧倒的に情報拡散できる範囲が広く、コストが安く抑えられるでしょう。

このように、ホームページを上手に活用した場合、従来型のオフライン集客よりも圧倒的にコストを抑えた状態で、より広範囲での集客効果を狙うことができるのです。

リフォーム会社のホームページの役割について

ここまでの説明で分かるように、リフォーム会社などにとって、ホームページを活用したWeb集客は、コストを抑えたうえで最も効果的な集客を狙える手法だと言えるのです。ただ、注意しておきたいのは、ホームページと言うものは、自社が顧客に伝えたい情報を掲載するのも大切ですが、「○○の情報が欲しい」と考えたユーザーが主体的に情報をキャッチするための媒体だということを忘れないようにしましょう。

もう少しわかりやすく言うと、今の時代、ユーザーが何らかの疑問を感じた、手に入れたいものができた時には、GoogleやYahoo!と言った検索サイトを使って情報収集を行います。住宅に関する問題であれば、「外壁 塗装工事」や「キッチン リフォーム」などと言うキーワードで検索された際、検索結果に自社のホームページが表示されるようになればユーザーがアクセスしてくれるわけです。
つまり、ホームページを作成する時には、ユーザーが抱えているどのような問題を解決することができるのかを考え、実際に検索するユーザーの目的にあった内容にしなければいけないわけです。要は、リフォーム会社を探しているユーザーがどのような目的をもってホームページにアクセスするのかを考える事が大切な訳です。以下に、リフォーム会社のホームページにアクセスしてくる新規ユーザーの目的をいくつか挙げてみましょう。

新規ユーザーの目的

  • ・自宅の近くにあるリフォーム会社を探している
  • ・リフォームにかかる費用を知りたがっている
  • ・リフォームすることで得られるメリットを知りたい
  • ・工事内容や日数を知りたい

ユーザーが自宅のリフォームを検討し、インターネット検索をする場合には、上記のような目的が考えられるでしょう。もちろん、ユーザーによって購買意欲や状況などが異なるはずですので、それぞれのユーザーが必要とする情報をコンテンツとして用意してあげることも大切です。
例えば、リフォーム会社のホームページにアクセスしてくるユーザーだとしても「まだリフォームを検討し始めたばかり」の潜在的なユーザーの場合、リフォームによって得られるメリットがイメージできるようなコンテンツや実際の施工事例などを見せて購買意欲を向上させる必要があるでしょう。一方、「既に雨漏りしている…」と言った見込み客の場合、リフォーム費用を確認したら、スムーズにお問い合わせに移行できるような動線を作っておく必要があるでしょう。

このように、「どのような人に向けて、どのようなコンテンツを用意するか」という点をよく考えて、ユーザーの段階に合わせた内容を分かりやすく伝えられるホームページにしましょう。

リフォーム会社のホームページに掲載すべき情報とは?

それでは、リフォーム会社がWeb集客のためにホームページを活用する場合、どのようなコンテンツを用意しておくべきなのかも考えておきましょう。上述したように、ホームページを活用して集客を行う場合には、ユーザーが必要とする情報を掲載してあげる必要があります。

ホームページ制作の打ち合わせを行う時には、会社概要や対応可能なリフォームなどを掲載しておけば、詳細は電話してくるだろうなどと、安易な考えを持っている方も多いです。しかし今の時代、そのような情報の薄いホームページは、上位に表示することも難しいですし、ユーザーも不親切なサイトだと判断してしまう恐れがあるので、企業イメージのダウンにつながってしまうかもしれません。

ここでは、リフォーム会社がWeb集客を成功させたいと考えた時、どのようなコンテンツが必要なのかをご紹介しておきます。

リフォーム費用について

リフォーム会社のホームページにアクセスするユーザーは、やはりリフォームにかかる費用が気になるもので、必ず閲覧されるページになります。

住宅のリフォームを検討しているユーザーは、工事に関しては素人ですので、自分が行いたいリフォーム工事が一体いくらかかるのか見当もつきません。また、いくらかければどれほどのことができるのかもイメージしにくいものですので、ある程度の目安となる料金の情報を求めているわけです。したがって、ホームページにアクセスしてきたユーザーがリフォーム工事について具体的なイメージを膨らませることができるように、代表的な工事の種類と料金目安を掲載しておくようにしましょう。

ただ、リフォーム工事にかかる費用については、「何を行うのか?」「採用する材料のグレードがどの程度なのか?」によって大幅に上下してしまいます。そのため、リフォーム会社のホームページでも「料金は要問合せ」などとして、お問い合わせフォームへの動線にしているケースが多いです。

ただ、このようにリフォームにかかる費用について、明確な金額を記載しない方法はあまりオススメできない手法と考えておいた方が良いです。確かに、リフォーム工事と言うものは、条件などによって料金が変わってきたりしますので、明確にしにくい面があると思います。しかし、ホームページにアクセスしてくるユーザーについては、「工事の内容と料金目安」を知りたいわけで、いくつかの業者のホームページを比較検討したうえで、問い合わせする業者を決定します。つまり、ホームページを確認しても工事にかかる費用がイメージできない場合、その時点で候補から外れてしまう恐れが生じるのです。

こういったことから、リフォーム会社がホームページを作成する時には、ユーザーがリフォームにかかる料金をイメージできるような工夫を行いましょう。例えば、過去の施工事例を掲載する時に、工事にかかったある程度の費用を掲載しておくなどと言った方法が最もわかりやすいでしょう。

施工期間について

次は、リフォーム工事の施工期間についてです。例えば、皆さんもインターネットなどで商品を注文する時には、手元に届くまでの日数を必ず確認するのではないでしょうか?これと同じく、自宅のリフォーム工事を検討している方は、工事にかかる期間を気にする場合が多いです。と言うのも、住宅リフォームを行う場合、建物の周囲を足場で囲まれたり、宅内工事でも、特定の部屋が使えなくなったりしますので、日常生活にどのような支障がどの程度の期間続くのかをあらかじめ知っておきたいと考えるわけです。

こういったことから、リフォーム会社がホームページを活用してWeb集客する際には、施工内容ごとにある程度の目安となる工事期間を明記しておくと良いでしょう。なお、この部分についても、過去に行った実際の施工事例を掲載し、その工事にかかった期間を明記しておくようにすると、閲覧ユーザーがイメージしやすくなります。
ちなみに、工事内容によっては、施工期間中は、その住宅に住めなくなってしまうケースもあると思います。その言った特殊なケースが考えられる工事の内容と、どういった対処になるのかの参考を明記しておくと良いでしょう。

完成イメージ

これも施工事例で掲載すべき内容ですが、リフォーム工事を検討している方は、「リフォーム工事をしたことでどうなるのか?」を知りたいと考えている方が多いです。つまり、施工事例を掲載する時には、ビフォー&アフターについて、ユーザーが目で確認できるように写真を掲載しておくことが非常に重要なのです。

例えば、どのような住宅でも、そこに存在するだけで経年劣化が進みますし、特に大きな要因などが無くても外壁の美しさなどが損なわれてしまいます。実際に、築10年ほど経過すれば、外壁に黒ずみが生じたり、カビやコケが生えて景観を壊してしまいますよね。そしてこういった時には、外壁の美観や機能性を取り戻すために、外壁塗装工事を行う訳です。
リフォーム会社のホームページにアクセスしてきた方は、自宅の外壁塗装を行うことで、どこまで美観が取り戻せるのかを知りたいはずですので、その写真があれば、明確なイメージを持って業者に相談ができるようになります。こういった施工写真は、実際に自分が工事を依頼した後のことをイメージできるようになるわけですので、リフォームを検討している方の背中を押す効果も得られます。

なお、工事の施工写真などに関しては、工事を行っている職人さんに撮影させているケースがほとんどなのですが、施工の合間に何も考えずに撮影していることが多いため、構図もくそもあったものではない…と言った写真が多いです。このようなテキトーに撮影した写真では、リフォーム工事を行うメリットなどが伝わりにくくなるので、職人に写真を撮らせるにしても、機材や写真の構図、撮影する目的などをしっかりと理解させておきましょう。

お客様の声

リフォーム会社のホームページには、多くの場合『お客様の声』と言うコンテンツが作られていると思います。そして、このお客様の声は、ホームページを活用したWeb集客を検討する上では非常に重要な要素になります。

と言うのも、リフォーム工事を検討しているユーザーについては、上述した工事費用や工期、完成イメージを知りたいのはもちろんですが、「なぜ工事を行ったのか?」と言った部分も知りたいと思っているのです。そのため、お客様の声として、以下のような内容をホームページに記載することで、ユーザーの要望を満たすことができるようになるのです。

  • ・なぜリフォーム工事を依頼したのか(例:高齢の母親のためにバリアフリー化したいと思った)
  • ・リフォームした人の属性(例:40代の夫婦と娘の三人暮らし。中古住宅を購入したのでフルリフォームを依頼した)
  • ・どんな要望があったのか(例:子供にピアノを習わせることにした。近隣住民に迷惑を掛けないよう防音室を作りたかった)

このように、お客様の声として、「なぜリフォームを検討したのか?」や「どのような要望があって、それに対してどんな提案をしてもらえたのか?」など、リフォーム工事の背景まで理解できるようなコンテンツを掲載することで、新たなユーザーの後押しができるようになります。ホームページ上の『お客様の声』に関して、多くの場合、その会社自身を褒めているだけの感想だけを掲載しているケースが多いのですが、正直に話し、こういった自画自賛だけを行っている『お客様の声』はない方が良いです。

Web集客を成功させるためのポイント

リフォーム事業において、ホームページを活用してWeb集客を行う場合、施工事例を掲載していく事が非常に重要です。ただ、ユーザーのためになるような状態で掲載していかなければ、集客につなげることが難しくなるので、ここでは、施工事例を掲載する時のポイントをいくつかご紹介しておきます。

施工事例は、ユーザーがソートできるようにカテゴリ分けしておく

一口にリフォーム工事と言っても、工事の種類はさまざまなモノがあります。例えば、外壁や屋根などの外装工事も住宅リフォームですし、内装に関しては、キッチン、バス、トイレ、間取りの変更に防音工事など、さまざまなモノがあります。当然、ホームページにアクセスしてくるユーザーについても、各々が求めているリフォームの情報は異なるはずです。

したがって、リフォーム会社のホームページでは、日々施工事例の情報を更新していき、どんどん新たな写真などを掲載していくケースが多いのです。ただ、どんどん施工事例が増えていくということは、顧客にとって良い面ばかりではないのです。当然、ホームページ内の情報量が多くなって行けば、ユーザーが必要な情報にたどり着くまでに時間がかかってしまうようになります。

例えば、リフォーム工事の施工事例について、工種などの分類を全くせず、どんどん追加していった場合どうでしょうか?このような状態になると、「お風呂のリフォームに関する事例を見たい」と思ったユーザーがアクセスしてきても、お風呂のリフォーム事例を見つけることが難しくなり、「こんな不親切なサイトを運営している業者は、工事も雑だろうな!」と、日々の努力が会社のイメージダウンにつながってしまうリスクまであるのです。

現在のWeb事業を考えた場合、ホームページでもっと重要視すべきなのは、「デザインの綺麗さ」などではなく、ユーザーがどれだけ使いやすくて必要な情報にすぐにたどり着けるかなのです。リフォーム会社の施工事例は、どんどん新しい情報が追加されるとわかっているわけですので、ユーザーが求める情報にたどり着きやすくなるよう、きちんとソートできるような工夫をしておかなければいけないと考えておきましょう。
基本的に、「水回りのリフォーム」「内装リフォーム」「外装リフォーム」「特殊工事」などと言った感じでカテゴリー分けしておくと良いでしょう。もちろん、可能であれば、カテゴリーごとに、さらに細かく分けられるような仕組みがあると、ユーザーも情報を探しやすくなり、「親切な会社だな」と感じてくれるようになるはずです。

問い合わせのハードルを上げ過ぎないように

この部分で失敗してしまっているWebサイトはよく見かけますので注意してください。要は、ユーザーがせっかくあなたの会社に問い合わせしてみようと考えているのに、問い合わせのハードルを上げ過ぎてしまい、途中で離脱されてしまう…と言うパターンです。例えば、以下のような失敗が多いです。

  • 問い合わせ手段を間違っている
    一つ目は、問い合わせ方法が『電話しかない』と言うようなケースです。電話での問い合わせであれば、お客様と直接お話しできますので、最低でも現地調査までは持っていけることから、電話のみとするケースもあります。確かに、電話で問い合わせしてくれたお客様であれば、契約率が高くなる傾向があるのですが、実は、それ以前に、問い合わせを途中でやめてしまう人が非常に多いということを忘れないでおきましょう。要は、多くのビジネスチャンスを失っているという訳です。最近では、ホームページからの問い合わせ手段をいろいろと用意している企業が多くなっています。電話やフォームだけでなく、LINEやチャットなど、対応可能な問い合わせ手段は導入するのがオススメです。
  • 問い合わせフォームの項目が多すぎる
    これは非常に嫌がられるので注意しましょう。問い合わせフォームで連絡してくるユーザーでも、あなたの会社に工事を依頼すると決めているわけではありません。そのため、問い合わせすると決めても、個人情報については可能な限り知られたくないと考えるものです。例えば、問い合わせの段階で、メールアドレスだけでなく、携帯電話の番号や住所まで必須項目になっていれば、しつこい営業をされるのでは…と疑われてしまい、途中離脱される可能性が高くなります。最近では、LINEやチャットなど、個人を特定できる情報を何も伝えなくても問い合わせができる手段が登場しているわけですし、問い合わせフォームの項目に関しても、電話や住所は任意項目としておくのがオススメです。
  • 問い合わせ方法が分からない
    最後は、ホームページのデザインの問題です。要は、問い合わせまでの導線をきちんと考えてデザインしていないことから、ユーザーが問い合わせフォームまでたどり着けない…と言う状況です。普段、ネット検索に慣れている人であれば「問い合わせフォームぐらい誰でも見つけられるでしょ」と考えてしまうかもしれません。しかし、リフォーム会社のホームページには、普段ネット検索に慣れていない年齢層のユーザーも沢山訪問するのです。こういった方は、ハンバーガーメニューの意味すら理解できない可能性が高いので、綺麗なデザインばかりを目指すのではなく、誰が見ても分かりやすいということを心がけてください。

このように、せっかくホームページを閲覧して「問い合わせしてみようかな」と考えるユーザーが登場しても、問い合わせ手法などを間違ってしまっていると、ビジネスチャンスを逃してしまう結果になるわけです。例えば、問い合わせフォームまで到達しているのに、問い合わせを完了させずに離脱しているユーザーが多いという場合、問い合わせフォームの項目が多すぎるなど、問い合わせのハードルが高くなっている可能性が高いので、項目を削減する、必須項目を減らすといった対処をしてみると良いでしょう。
他にも、LINEやチャットでの問い合わせを可能にするなど、「ひとまず問い合わせしてみる」と言う行動のハードルを下げる対策を行うのがオススメです。

写真について

最後は、ホームページ内に掲載する写真についてです。住宅関連のホームページであれば、サイト内に使用する写真は、綺麗に越したことはありませんし、掲載する数が多ければ多いほど良いと考えておきましょう。

つまり、撮影者については、プロのカメラマンに外注する予算がとれるのなら、プロカメラマンに撮影を依頼するのが絶対にオススメです。なお、カメラマンについては、撮影対象の得手不得手がありますので、普段から住宅関連の撮影を行っているカメラマンを探すのがオススメです。

ただ、リフォーム工事になると、なかなかプロのカメラマンを用意して撮影することは難しいものです。基本的には、施工前の画像と、リフォーム工事完了後の画像が用意出来れば良いのですが、それでも撮影が2回に分けて行われることになるので、撮影にコストがかかりすぎてしまうでしょう。したがって、リフォーム工事を行う職人さんに、着工前とリフォーム完了の写真を撮影してもらうようにしましょう。

なお、撮影用のカメラに関してですが、今どきのスマートフォンであれば、かなり高画質な写真を撮ることが可能ですので、わざわざ撮影用のカメラを貸し出す必要などはないでしょう。ただ、職人さんは、あくまでもリフォーム工事のプロな訳で撮影に関しては素人です。そのため、多くのリフォーム会社の施工事例について、決して好印象を与えることが無いようなピンボケした画像になっていたりするのです。
ホームページに掲載する画像と言うのは、それを見たユーザーが「自分もこんなリフォームがしたい!」と思わせるために掲載するものです。したがって、素人が撮影するにしても、最低限のクオリティは保ってもらうようにしましょう。例えば、施工内容ごとに「撮影するポイント」「撮影する方向」「撮影する枚数」など、きちんとルールを決めておき、職人に撮影の手順などを渡しておくと良いでしょう。そうすることで、施工事例に掲載する画像についても、統一感を出すことができるようになり、ホームページを閲覧するユーザーが見比べしやすくなります。

やりまっせのWeb集客サービス

まとめ

今回は、リフォーム会社がホームページを活用したWeb集客を成功するために押さえておきたいポイントについて解説してきました。

リフォーム業界では、長らく訪問販売営業が採用されていて、営業マンがかなり強引な営業手法を行うことで、「訪問販売のリフォーム会社=詐欺」と言うネガティブなイメージが根付いてしまっているように思えます。ただ、リフォーム業界が訪問販売と言う営業形態を選んでいたのは、「面と向かって話せば強引に契約させることができる!」という悪質な理由ではなく、訪問販売であれば現状の住宅の状況が目で確認することができるため、顧客に最適な提案をしやすいのが大きな理由なのです。例えば、外壁塗装の効果が切れている、給湯器が古くなっているというのは、外から見れば一目瞭然ですので、訪問販売と言う営業形態が非常に適しているわけですね。

ただ、少し業界的にやり過ぎた面があるのも事実で、現在で「訪問販売は何も聞かずに断る!」と言うのが一般的な対応になっています。そのため、現在のリフォーム業界は「お客様自身が自社を見つけて問い合わせしてもらう」と言うことが重要視されており、ホームページを活用したWeb集客が必要不可欠な時代になっているのです。
この記事では、リフォーム業者がWeb集客を成功させるため、どのようなホームページを作るべきかを簡単にご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

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スタッフK

WEB業界15年以上
大小含めて15000以上のキーワードを得意のライティングでトップページに押し上げてきました。

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