ホームページ制作

【レンタルサーバーを比較】サーバー選びに迷っている方のため、使いやすいレンタルサーバーの特徴をご紹介!


今回は、ホームページを制作しようと思った時、必ず必要になる「レンタルサーバー」について解説していきたいと思います。なお、今回は、小規模事業者や中小企業のコーポレートサイトをワードプレスで制作する場合を想定して、有名どころのレンタルサーバーのメリットなどを簡潔にご紹介していきます。ちなみに、次回の記事で、合同会社やりまっせがホームページ制作を行う場合、お客様に一番お勧めしているレンタルサーバーのメリットを掘り下げますので、今回は各サーバーのメリットをサラッと紹介する感じになります。

ホームページの制作を検討した場合、社内人員で制作するにしても、専門業者に依頼するにしても、レンタルサーバーは必ず用意しなければいけません。業者に依頼するケースでも、サーバーの契約はお客様が選んでしなければならないというような契約もあるようですので、ホームページ制作の最初の段階にある思わぬ落とし穴となるのがレンタルサーバーなのです。と言うのも、

「レンタルサーバー会社がたくさんあり過ぎて選べない」
「レンタルサーバーごとの違いってなんなの?」
「サーバー会社の公式サイトを見てもイマイチ内容が分からない…」

このように、自社に最適なレンタルサーバーがどれなのかさっぱりわからないという企業様は非常に多いです。そして、サーバー費用は固定費としてかかってきますので「よくわからないし、一番安いものを選んでおこうか!」という選択をして後悔してしまう方が非常に多いのです。
最初に言っておきます、レンタルサーバーは、単なるホームページの置き場所なのではなく、ホームページの表示速度など、ユーザビリティにも大きな影響を与えるものですので、決して「費用の安さ」などテキトーに選んではいけません。ここでは、小規模事業者・中小企業のコーポレートサイトを制作する場合に、代表的な選択肢になるレンタルサーバーの特徴をご紹介していきます。

有名どころのレンタルサーバーの特徴について

それでは、ホームページの制作を検討した場合、必ず用意しなければならないレンタルサーバーについて、主要なレンタルサーバーの特徴を解説していきましょう。「そもそもサーバーって何なの?」と言う方がいれば、下でも紹介すレンタルサーバー会社であるロリポップさんの公式サイト内で紹介されていますので、そちらをご参照ください。ここでは、各レンタルサーバー会社ごとの特徴を簡潔にご紹介していきます。

※以下で紹介するレンタルサーバーの情報は2022年3月時点のものです

参照:ロリポップ「レンタルサーバーとは?

①シン・レンタルサーバー

画像引用:シン・レンタルサーバー公式サイトより

まず一つ目に紹介するのは、下で紹介するエックスサーバーの親戚のような「シン・レンタルサーバー」です。『革新』をテーマにしたこのレンタルサーバーは、さまざまな最新技術を取り入れることで、他社レンタルサーバーと比較して圧倒的なサイトスピードを実現しているという点が最大のメリットと言えます。

近年では、SEO対策でも重要視されるようになってきたサイトの表示速度ですが、この速度はレンタルサーバーの性能が大きく関係します。そして、高速化技術が取り入れられているレンタルサーバーほど、サイト表示が早くなり、ユーザビリティの向上やSEO対策上のメリットが得られるという訳です。
例えば、ユーザーが何らかの検索をしてあなたのサイトを見つけたのに、クリックしてからサイトが表示されるまでが遅ければ、ユーザーはストレスを感じてしまい、他のページを見ずに離脱してしまう可能性が高まります。そして、離脱率が高まれば、Googleからの評価が悪くなってしまう恐れがあり、検索上位化が難しくなってしまう恐れがあるのです。

その点「シン・レンタルサーバー」は、2021年10月時点で、国内シェアNo.1となっているレンタルサーバーの「エックスサーバー」のシステムをベースとして、そこにさらなる高速化を実現する最新技術を取り込んでいます。さらに、CPU・メモリなどのリソースが厳格に管理されており、他ユーザーの利用状況に影響されず、常に安定した環境が利用できるという点も大きなメリットになります。

管理画面などは、「エックスサーバー」と同じ管理ツールが用いられていますので、エックスサーバーからの移転などでも使いやすいサーバーと言えるかもしれませんね。

URLhttps://www.wpx.ne.jp/shin/
料金・初期費用:0円
・月額費用:770円〜
おもな機能・無料独自SSL
・自動バックアップ
・WordPress簡単インストール
特徴・高速化技術「KUSANAGI」導入
・厳格なリソース管理
・直感的に操作しやすい管理画面

2022年4月7日までは、利用料金『30%OFFキャンペーン』が行われていますので、コストを抑えてサーバーを契約することが可能です。

②エックスサーバー(XSERVER)

画像引用:エックスサーバー公式サイトより

次は、国内シェアNo.1の実績(運用サイト数220万件/2022年3月時点)を誇る「エックスサーバー」です。エックスサーバーは、無料独自SSLや自動バックアップ機能など、コーポレートサイトを運用するためのレンタルサーバーとして、基本的な機能は全て備えていることが特長です。現在では、ブラウザのURL欄に「SSL化がなされているのか?」が表示されるような時代で、GoogleではSSL化されていないサイトに関しては上位表示しないと公表しているほど重要な要素です。この機能は、サーバーとユーザー間のデータを暗号化するというもので、サイトの安全性を確保できる機能となります。エックスサーバーであれば、このSSLを無料で利用できるので、大きなメリットになるでしょう。

なお、エックスサーバーは、自社サイト内でも「サーバー速度No1」を自称しているなど、非常に高速なサーバーとしても有名です。この機能は、高速インターフェース「NVMe(エヌブイエムイー)を採用していることで得られており、従来のオールSSDと比較した場合、なんと最大14倍もの読み込み速度向上が認められたとしています。

エックスサーバーは、高速環境と安定性に優れているというメリットから多くの企業に選ばれているのだと思います。なお、弊社が最もオススメするレンタルサーバーも実はこのエックスサーバーで、「なぜエックスサーバーをオススメするのか?」は別記事で詳しくご紹介します。

URLhttps://www.xserver.ne.jp/
料金・初期費用:3,300円
・月額費用:990円〜
おもな機能・無料独自SSL
・自動バックアップ
・高速インターフェース「NVMe(エヌブイエムイー)
特徴・24時間365日のサポート
・サイトの規模に応じて選べるプラン
・独自ドメイン永久無料特典(条件あり)

※2022年3月24日(木)18:00まで「12ヶ月以上の契約で初期費用無料!」キャンペーン実施中

③ロリポップ!レンタルサーバー

画像引用:ロリポップ!公式サイトより

次は、「ロリポップ!レンタルサーバー」です。GMOペパボ株式会社が提供するレンタルサーバーですが、どちらかと言うと「格安レンタルサーバーの代表で、個人ブログなどで利用されるレンタルサーバー」と言ったイメージを持っている方が多いのではないでしょう?実際に、国内シェア率は非常に高く、170万件以上のサイトが利用していると公表されています。なお、ロリポップは、個人利用に特化しているようなレンタルサーバーではなく、5つのプランが用意されていて、企業サイトなどでもロリポップを採用しているケースは少なくありません。

中小企業のコーポレートサイトを構築したいや、多くの集客を見込む大規模サイトの構築などでも、それぞれの状況に合わせてプランを選べる料金体系の豊富さが特徴です。特に、ロリポップは、「同時アクセス数拡張機能」があるので、通常はユーザーが一度にホームページへアクセスした際にはつながりにくくなるのですが、アクセス集中の際には、一時的にアクセス数の制限値を緩和してくれ、ホームページの表示速度を落ちにくいなどと言うメリットもあります。

他には、GMOぺパボ株式会社が運営している通販システムの「カラーミーショップ」を利用する場合、同じ運営母体となるため連携が可能だという点もメリットです。例えば、カラーミーショップで作るECサイトをロリポップに置くという場合、カラーミーショップの利用料金が安くなるというメリットが得られます。

ただ個人的には、小規模サイトを格安サーバーで運営したいという場合以外であれば、あまりオススメするレンタルサーバーではないです。

URLhttps://lolipop.jp/
料金・初期費用:1,650円~
・月額費用:220円〜
おもな機能・同時アクセス数拡張機能
・無料独自SSL
・自動バックアップ
特徴・カラーミーショップと連携可能
・安心のサポート対応

④さくらのレンタルサーバ

画像引用:さくら公式サイトより

さくらのレンタルサーバ」は、1996年から運営されているなど、レンタルサーバー業界の草分け的な存在です。どちらかと言うと、ロリポップのような格安サーバー的なイメージがあるのですが、非常に豊富なサービスプランがあることが特徴で、中・大規模サイトの運用にも採用されているケースも少なくありません。

さくらのレンタルサーバーは、「コンテンツブースト」と呼ばれる機能が特徴で、この機能があることでホームページの高速表示が実現しています。「コンテンツブースト」は、顧客のサーバーデータをCDNサーバーへキャッシュし、データの配信を肩代わりするというもので、大量データ配信でも安定します。さくらのレンタルサーバで、プレミアム以上の料金プランを選べば、CDNサーバーの利用料金が無料になるというメリットが得られます。(通常利用料金は月額1,100円)

また、他のレンタルサーバーではあまり見かけない機能で「さくらぽけっと」と言うものがあります。この機能は、サーバーの利用容量が余っている場合、その部分を動画や画像のストレージとして利用できるという機能になります。サーバーの容量を最大限活用できるのは非常にありがたい機能になると思います。

個人的なデメリットを上げるとすれば、管理画面が少し分かりにくいという印象を受けました。

URLhttps://rs.sakura.ad.jp/
料金・初期費用:1,048~49,500円
・月額費用:131円〜
おもな機能・コンテンツブースト
・自動バックアップ
・無料独自SSL/td>
特徴・メールのみの利用も可能な度、幅広いプランが
・空き容量をストレージにできる
・Webフォントを利用可能(月間PVがあるプランも)

⑤ヘテムル

画像引用:ヘテムル公式サイトより

最後は「ヘテムル」のレンタルサーバーです。ヘテムルは、ロリポップと同じくGMOペパボ株式会社が運営するレンタルサーバーサービスで、筆者個人的なイメージでは、ロリポップの上位版と言った感じです。なお、ヘテムルは、レンタルサーバーとして10年の実績を持ち、無料電話サポートなども用意されている点が特徴です。

ヘテムルは、ワードプレスを始めとして、EC-CUBEなどのCMSについて、簡単インストール機能が搭載されているので、いろいろな用途のサイトを始めやすいのがメリットになります。さらに、クレジットカード登録などもなしに、15日間の無料お試し期間が用意されているため、実際にサーバーを体感してみて「使用するかどうか?」を決められます。

サイトの運用面で考えれば、最大14日間であれば、データの復元が可能な自動バックアップ機能がありますので、万一の際も安心してサイト利用ができる点が大きなメリットになります。サーバーは、オールSSDの高速処理があるので、サイト表示も早いと言われていますし、安定したパフォーマンスを期待できるでしょう。ただ、サイト表示の速度に関しては、上述したエックスサーバーなどにはかなわないでしょう。

URLhttps://heteml.jp/
料金・初期費用:0円
・月額費用:1,100円〜
おもな機能・無料独自SSL
・自動バックアップ
・オールSSD/td>
特徴・いろいろなCMSの簡単インストールが可能
・クレジットカード登録なしでお試し期間がある

レンタルサーバーを選ぶときの目安

ここまでは、レンタルサーバーサービスの中でも有名どころの特徴をご紹介してきました。他にもさまざまなレンタルサーバーサービスが存在しますが、ワードプレスでホームページを制作するのであれば、正直エックスサーバーを選んでおけば間違いはないと思います。

ただ、レンタルサーバーを選ぶときの目安を知っておきたいと考える方は多いと思いますので、いくつかのポイントをご紹介しておきます。

ポイント① 費用面

レンタルサーバーは、ホームページを開設に当たり、固定費としてかかってくるものですので、「できるだけ安いものが良い…」と考えてしまうものだと思います。実際に、同じ機能のサーバーであれば、なるべく安い金額で利用できるレンタルサーバーを選んでおくのがオススメです。レンタルサーバーの費用に関しては、各社の公式サイトに記載されていますので比較してみると良いでしょう。

ただ、注意しておきたいのは、「レンタルサーバーは安ければ安いほど良い!」と言うのは間違った認識です。あくまでも『同じ機能を持っているのであれば』安い方が良いというだけで、価格だけで比較するのはオススメできません。

上で紹介しているレンタルサーバーでも、最も安いもので言えば月額200円程度でレンタルできる物があるのですが、あまりに格安のサーバーになると、表示速度が遅かったり、ワードプレスが利用できなかったり、サーバーが安定しないなど、さまざまなデメリットが生じてしまいます。したがって、ホームページ用のレンタルサーバーを選ぶときには、「ワードプレスが利用できるか?」「表示速度はどうなのか?」「サポートサービスがあるのか?」など、自社にとって欠かせない機能面をピックアップし、その機能が搭載されているものの中で最も安いものを選択するという順序を守りましょう。

目的が果たせないレンタルサーバーであれば、いくら月額費用が安くても意味がありません。なお、弊社の体感として、コーポレートサイトを置いておくレンタルサーバーであれば、月額1,000円程度のものであれば失敗はないと思います。

ポイント② 表示速度関連のスペックが高いものがオススメ

レンタルサーバーを選ぶときに、機能的な面で重要になるのが「ページの表示速度」です。近年、レンタルサーバー会社のサイトなどを見てみると、「サーバー速度NO1!」など、速度の速さをアピールしているのを見かけると思います。そして、サイトを運用することを考えた場合、この表示速度が非常に重要になるのです。

上述したように、Googleなどでは、サイトの表示速度を検索上位表示の重要項目としており、サイトの速さをを診断するような無料サービスまで行うようになっています。我々のような制作会社に関しても、ホームページの表示速度ができるだけ早くなるような構造になるよう制作を進めるなど、ホームページ制作、SEO対策業界では、非常に重要視されているのです。しかし、いくら制作段階で努力したとしても、そもそものサーバーのスペックが足りていないのであれば、対策の施しようがなくなります。したがって、レンタルサーバーを選ぶときには、「混雑時間帯でもページが速く表示されるか」「ブラウザキャッシュを有効にできるか」などのポイントをチェックしておきましょう。上で紹介した、格安すぎるサーバーの場合、この辺りのスペックが劣っているケースが多いです。

なお、サイトの表示速度が遅くなった場合の影響については、Googleによる調査でも、以下のような結果が出ています。

ページ表示速度が1秒から3秒に増加すると直帰率が32%増加。また、6秒になると106%増加、10秒まで遅くなると123%増加するとと言う調査データが出ています。さらに、表示に3秒以上かかるモバイルページは、53%のユーザーが離脱しているす。
参照:Google「Find Out How You Stack Up to New Industry Benchmarks for Mobile Page Speed

ポイント③ WordPressに関する機能

これは、ホームページの制作を専門の制作会社に依頼する場合、そこまで気にする必要はないかもしれません。ただ、社内人員でサイト制作を考えているケースでは必ず確認しておいた方が良いでしょう。

今の時代、コーポレートサイトなどでも、WordPressを利用して制作を進めるのが一般的です。もともとブログ運営のためのCMSとして開発されたのですが、コンテンツの継続投稿が重要視される現在、その機能性も非常にありがたいとみなされるようになっています。したがって、社内人員でホームページの制作を進める場合、十中八九はワードプレスを利用するでしょう。

こういったことから、レンタルサーバーに関しても、ワードプレス関連の便利機能が揃っているサーバーが非常にオススメです。例えば、画面の指示通りに進めていけば、ワードプレスのインストールまでが簡単に完了する機能が有名ですね。今どき、どのレンタルサーバーにあるのではと思ったら大間違いで、これが無いレンタルサーバーも存在していて、その場合、ファイルのダウンロードやデータベースの作成などすべて手動で行わなければならないのです。そしてこの作業は、専門知識が無ければとてもできないような作業で、サーバー会社に代行を依頼すれば、ワードプレスの設置だけで数万円の費用を請求されてしまうことも普通にあります。

他にも、データが消えてしまった場合のバックアップ機能などもあった方が良いでしょう。レンタルサーバーを選ぶときには、「ワードプレスが利用できる」だけでなく、便利に使えるような機能が搭載されたサーバーを選びましょう。

ポイント④ セキュリティ機能を比較

最後は、レンタルサーバーのセキュリティ対策がどうなっているのかと言うポイントです。セキュリティレベルが高ければ、ホームページの運営も安全性が高くなります。レンタルサーバーを選ぶときには、以下のようなセキュリティ機能が備わっているか確認しておきましょう。

  • ・悪意のある攻撃からWebサイトを保護してくれるWAF
  • ・スパムやウイルス対策の有無
  • ・SSL機能

セキュリティ機能は多ければ多いほど安心できる環境だと考えられます。このようなセキュリティ機能は、オプションとして用意されているようなケースも多いので、月額費用内でどこまで守ってくれるのかはしっかりとチェックしておきましょう。
なお、SSLに関しては、検索結果上位に表示するためのSEO対策では必須になっていますので、無料SSLサービスがあるレンタルサーバーがオススメです。

まとめ

今回は、数多く存在するレンタルサーバーサービスに関して、有名どころのレンタルサーバーの特徴や、実際に選ぶときに何をチェックすれば良いのかを解説してきました。

レンタルサーバーは、どれも一緒だと考えている方が多いのですが、正直な話、サーバー選びを間違ってしまうと、サイトの運営にもかなり大きな影響を及ぼしてしまう重要なポイントだと考えておきましょう。例えば、表示速度のスペックが悪いサーバーを選んでしまうと、いくらSEO対策を頑張っても、どうしても勝てないサイトが出てきてしまうなど、サーバーが致命的な原因になってしまうこともあるのです。

この辺りは、一般の方ではなかなか選びにくい物でもありますが、安易に「安いものが良い!」とは考えないでください。なお、合同会社やりまっせでは、お客様の要望に合わせた最適なサーバー選びから行っていますので、お気軽にお問い合わせください。

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